【剪定小説】ボケの剪定:爆弾解除まであと3分!「花芽と葉芽」を見極めろ(あらすじ)

概要

新人植木職人の「ズボ太」は、相変わらずの筋金入りのめんどくさがり屋。ある冬の日、親方からボケ(木瓜)の冬剪定を命じられます。

「『花芽』をちゃんと残して、『葉芽』の手前で切るんだぞ。間違えたら来年花が咲かんからな」そう言われたものの、「花芽だの葉芽だの、見分けるのだるいしテキトーでいいっしょ」とあくび混じりに作業を始めようとしたその時――!突如現れた黒ずくめの男たちに、ズボ太は拉致されてしまいます。

命がけの「バイオ・ボム」解体作業!

連れ去られた先は、巨大なガラス張りの植物園。その中央に鎮座していたのは、なんと生きた植物の枝と無数の配線が不気味に絡み合う危険な「バイオ・ボム(植物爆弾)」でした!現場で出会ったのは、爆発物処理班の天才捜査官「レイ」。配線処理のプロである彼ですが、ひとつだけ致命的な弱点がありました。それは……「植物の知識がまったくない」こと。

そこへ犯人から届く恐ろしい脅迫状。『ボケの「花芽」だけを残し、余計な枝を切れ。花芽を一つでも傷つければ、即座に爆破する』残されたタイマーの時間は、わずか10分!配線を切る腕を持つレイと、ボケの剪定ノウハウを持つズボ太。奇妙な凸凹バディを結成したふたりは、命をかけた剪定作業に挑むことになります。

「丸いのが花芽、尖っているのが葉芽」「レイさん! 丸くてふっくらした芽は残すっっ! 尖ってスマートな長い枝は二、三芽残して切るっっ!」ズボ太の指示のもと、次々と配線(枝)を切り落としていくレイ。息の合った連携で警告ランプを消していき、ついに残る配線はあと一本に!

しかし……最後の枝を前に、ズボ太の顔からさっと血の気が引きます。「……なんだよこれ……花芽か葉芽か、判別できねえ……!」

タイマーの表示は、刻一刻と迫る【残り3分】。

最後の芽はまだ若く、丸いようにも尖っているようにも見える究極の曖昧さ。切れば爆発、残しても時間切れで爆発――!絶体絶命の極限状態の中、ズボ太は「職人の意地」をかけ、芽の「形」以外の隠されたある特徴を見抜こうと、汗ばむ眼差しで枝を凝視するのだが――!?

はたしてズボ太は最後の芽の正体を見抜き、爆破を止められるのか!? そして、職人として無事に生きて帰ることができるのか――!?

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