サルノコシカケって知ってますか?
サルノコシカケは大型のキノコでよく目立つキノコです。
ここではサルノコシカケがどのようなキノコなのか伝えします。
サルノコシカケってどんなキノコなの?
キノコの世界ってよくわからないことが多いと思います。
実は私も勉強中なので、専門家ではありませんが、サルノコシカケの知り得た知識をお伝えしていきます。
サルノコシカケは大型のキノコで幹や木の根元に出ることが多いのでよく目立ちますよね。
サルが腰かせるような形を思い起こさせるようなキノコなのでサルノコシカケなのでしょうか。
私は体が弱かった子供だったのですが、昔はサルノコシカケは体によいと聞かされていました。実際には食べはしなかったのでその効果は不明です。
こんなサルノコシカケですが、このキノコは色々な種類があって、木を枯らす腐朽菌という胞子や菌糸をもっているんです。
この胞子は、はじめは幹についた傷などから発生することが多いです。
確かに目立つキノコなのでそのまま見ていたい気はしますが、この菌は幹の外ではなく内部を枯らしていく菌なので見つけたら取った方は良いでしょうね。
もしかしたらサルノコシカケを取っても胞子は残っていて、後からまたキノコが生えてくるかもしれません。
しかし、その時にはすでに幹は侵されて内部にまで影響が及び腐朽している可能性はあります。
サルノコシカケが発生する原因はなにか
サルノコシカケは何もないところには発生しないので何かしらの原因があります。
その原因としては、強剪定で切った枝の後の傷近くにはよく小型のキノコが発生することがあります。
サルノコシカケも何かしらでできた傷の箇所に、胞子や菌糸が付着して発生することが多いです。
その他にもサルノコシカケができやすい気候や土壌条件の悪化によっても発生することがあります。
多方面からサルノコシカケの発生した原因を追い求めて、それに合った調査方法で樹体の状況を調べます。
サルノコシカケが発生した箇所の治療方法
このサルノコシカケの調査は発生個所を中心に、その状況がどのようになっているのか確認します。
たとえば、空洞化がおきていないか、腐朽部はないかなど目視や木槌など、場合によっては専用の器材を使って患部の状況を確認します。
多方面からサルノコシカケが発生した状況を確認できたら、何かしらの外科治療等で維持できるのか、または伐採しなければいけない状態なのか、それに合った方法で治療します。
サルノコシカケができる環境
サルノコシカケから放出された胞子は木材の表面に付着すると発芽して菌糸となって材内に侵入します。
しかし、一個の胞子から発芽した菌糸はそのままでは子実態であるキノコを形成する能力がありません。
他の胞子から発芽した菌糸との交配を経て初めて子実態であるキノコを生成することができるのです。
サルノコシカケは雨や風によって胞子が飛ばされたり動物によって媒介されますが、水分があるとすぐにでも発芽して菌糸となります。
しかし、キノコができる時に健全な木では樹皮で覆われているので、内部に入ることができません。
木の枝が枯れたり、傷がおきたりした時にはじめて菌糸がそこから材内に入り込むことができ感染します。
キノコができる時期もあって、夏から秋にかけてキノコを作る胞子が活動しますので、この時期にキノコの存在を発見できることが多いです。
確かにキノコといえば秋ごろが旬のような気がしますよね。
サルノコシカケは悪者か
サルノコシカケの胞子は木材の内部に侵入して菌糸となり材を腐朽させますが、サルノコシカケはいったい悪者なのでしょうか?
確かに人間から見ると樹木を枯らしているように見えて、倒木や枝折れなどを起こしているように見えますが、
サルノコシカケからすると、枯れる恐れのある樹木を腐朽させて分解させる働きをしているので何も悪いことなどしていないのです。
元々、木があった場所を人間が征服して木を枯らす環境を作ったり、木を植えても成育しにくく枯れやすい原因を作っているのに、サルノコシカケが表れて枯れたから伐採するとか理解できないです。
要は、人間の勝手な都合によって「倒れたら危険だ!折れたら危ない!」と解釈しているだけのように思われてなりません。
私はサルノコシカケは何も悪いことをしていない。腐朽菌を持つキノコ類は何も悪くないと思っています。