ニシキギ、マサキにつくミノウスバの幼虫駆除方法・図解

ニシキギにイラガに似た毛虫が大量について、木全体のうちの葉を半分食べられていました。

以前イラガに頭を刺されて死ぬ思いをしたので、この毛虫の大量発生には少しビビリました。

こちらはイラガですが、↓
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でもよく見ると全然イラガではない。↓
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なんなんだ?と思って調べると、イラガだと思ったその正体は
「ミノウスバ」と呼ばれる毛虫(イモムシ?)でした。

この大量のミノウスバを抹殺するのはそんなに苦労しないので、駆除する前に、ミノウスバの生態について聞いてください。

ミノウスバの発生時期

ミノウスバの発生時期は5月ころ、新緑のおいしい葉っぱが生い茂るころ幼虫が出始めます。

マサキに一番多く発生するようで、ニシキギやマユミ、ヒサカキなどにも発生します。

そういえば過去にも、マサキに大量発生したミノウスバを抹殺したことを思い出しました。

その時は、川沿いにマサキの生け垣が30mほど植えられていて、そこに発生していたんでした。

マサキが一番美味しい葉っぱなのかもしれませんね。

ミノウスバはどこから現れる?

ミノウスバは、やわらかい若葉がおいしい5月頃が一番食欲旺盛です。

でも、ミノウスバは一体どこから来るのだろうと思いませんか?

いきなりポッと現れるわけではないでしょうからね。

実はミノウスバはあるサイクルを経て、毛虫になったり成虫である蛾になったりするんです。

ミノウスバの成長(サイクル)
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1.成虫は晩秋に羽化します
2.マサキ等の枝先に産卵しで冬を越します
3.春にマサキやニシキギなどの新芽が出る頃に孵化し幼虫が発生します
4.マユを5月半ば頃から作りサナギになりそのまま夏を過ごします

ミノウスバの幼虫に毒はあるの?

綺麗なものには毒(トゲ?)があると言いますが、どことなく成虫はきれいですよね。

でも幼虫はイラガに似ているから刺されると痛いような気がしますが、ミノウスバには毒はあると思いますか?

実は、ミノウスバには毒はありません。

マサキなどを食害するだけのようです。

ミノウスバの幼虫駆除方法

さてお待ちかねのミノウスバの幼虫駆除方法ですが、

ミノウスバは「オルトラン」を噴霧して駆除すると良いと専門書などに書いてありました。

オルトランがなかったので、試しに家にあったこの薬で、ミノウスバを撃退しようと試みてみました。
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すると時間はかかりましたが、だんだんと弱り、最後は動かなくなりました。

効果は薄いですが、それも正解に違いありません。

でももっと簡単に、けっこう簡単に除去する方法があります。

ミノウスバの幼虫はこのハエ、蚊用の殺虫剤で簡単にイチコロです。
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殺虫剤をかけると即効で、一斉にツリークライミングのように糸を伝って降りてきます。

それは見事な光景です。
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殺虫剤をかけると、ミノウスバが何かしらの刺激を受けて、力尽きて糸を伝って降りてくるのだろうと思います。

ホント、見事に降りてくるので一度試してみると良いです。