ニシキギはニシキギ科で高さ3mになる落葉低木です。
花の咲く時期は5月ころ、かわいらしい小花を咲かせます。
ニシキギの特徴
ニシキギは枝に硬いコルク状の翼のようなものを四方につけるのが特徴です。
紅葉時期に深い赤みがかった葉がけっこうきれいで味わいがある木です。
小さな赤い実をつけ、見る人を楽しませてくれます。
ニシキギは花も咲きますし、実もなり、紅葉もきれいです。
枝もコルク上の翼をつけるので変わっている木として一目置ける気なのですが、
地味に庭を引き立てている存在なために、あまり人気はないようです。
ひとつひとつの特徴を注意深く見てみると興味がわきそうなのですが、
やはり地味に庭の脇役に徹しているところが、注目度が低い理由のようです。
ニシキギの剪定時期
ニシキギの剪定時期は、木が休眠している11月~3月の間が剪定の適期です。
この時期には強い剪定を行い、枝ぶりを整えることができます。
夏の剪定では徒長枝を切りつめ長さを揃えます。
秋の紅葉が美しい木ですから、冬期以外は
極力軽く整える程度の剪定にとどめれば紅葉を楽しめます。
ニシキギの剪定方法
放任すると根元から多数の幹ができて株立ち状となりますが、
放任しておいても樹形は整うので意外と管理が楽な木です。
庭木としては1本または3本立ちに仕立てることが多く、
徒長する不要な幹は根元から切り取ります。
狭い庭などでは、枝が混みあったり
高くなるのを防ぐために剪定したほうがよいです。
枝の配分を考えて骨格を整えるとよいのですが、
あまり混みすぎると枯れ枝ができるので、
枝数を間引くように特に下枝を大切に育てます。
伸びすぎた枝を切り詰める場合は、
冬に必ず小枝のある上で切るようにすると
樹形が整います。