葉っぱが生え出すと同時に毛虫も生きるために活動を始めます。
人間からすると庭木の葉っぱがなくなるから木が枯れてしまうのではと心配になるのと同時に、気持ちが悪いのでどうにかならないものかと頭を悩ませます。
毛虫に葉を食べられても木は枯れない
毛虫は新葉を食い荒らすので庭木が枯れてしまうのではと思いませんか?
しかし一般的な毛虫も頭が良いのでしょうか、毛虫自身も生きるために全ての葉っぱを
食いつぶすというのではなく、よく見てみるといくらか残すように食べるようです。
もちろん中には庭木を枯らせるほど食い切ってしまう悪い毛虫もいます。
樹勢が旺盛な木は、葉っぱが 1つも残っていないのに
次の年にはまた普通に葉っぱが出る木もあります。
おそらく枯れる木というのは樹勢が弱っているから枯れるのかもしれません。
人の髪の毛は剃ってもまた生えてくるじゃないですか。
だからもしかしたら葉っぱは人の髪の毛と同じなのかもしれません。
庭木に大量に発生する毒のある代表的な毛虫
毒は毛虫(幼虫)だけが持っているものと思っていましたが、
卵やマユ、成虫(蛾)にも毒針を持っているものもあるようです。
ここで、庭木に発生するよく目にする毒のある毛虫を紹介します。
マイマイガ
マイマイガは、1齢幼虫にはわずかですが毒針の毛があって触るとかぶれます。
卵と2齢以降の幼虫、マユ、成虫には毒針毛はないです。
イラガ
イラガは、カキノキやバラ科の木に多く発生します。
このイラガの幼虫に知らずにちょっとでも触れると
一瞬電気が走るような激しい痛みに飛び上がります。
チャドクガ
チャドクガは、体中に50万本もある細い毒針毛で刺して皮膚炎を起こします。
チャドクガは幼虫だけでなく成虫にの段階でも刺されることがあります。
毒針のある毛は幼虫が脱いだ皮や死んだ幼虫にも残っていますので、
何かの拍子で抜けた毒針の毛が空中に散ったり、近くを通っただけでも
刺されてしまうこともある少し厄介な毛虫です。
一齢幼虫・二齢幼虫とはなんだ?
一齢幼虫とはなんなのかわからなかったので調べてみました。
一齢幼虫というのは、幼虫は脱皮しながら大きくなっていきますが、
成虫までの脱皮回数はその毛虫の種類によって決まっています。
幼虫の成長段階は脱皮回数によって表され、孵化直後の幼虫を一齢幼虫といい
一回目の脱皮後の幼虫を二齢幼虫と言うようです。
大量に発生している毒のある毛虫の駆除方法
毒のある毛虫に刺されるとかゆくなったり、しだいに腫れるようになります。
しばらくかゆくてもかけない辛い日々が続きますが、ここでは
庭木に大量に発生する、毒のある毛虫の駆除方法についてお伝えします。
よく園芸の専門書には、毛虫を駆除する薬剤として
オルトランだとかスミチオンが良いとか書かれてあります。
でもそんな専門的なことを言われてもよくわからない方もいると思います。
それにそれらの薬剤って劇薬ですから、子供がいる
家庭などではちゃんと管理しないと危ないです。
子供が知らないでカルピスだと思って飲んだら
とんでもないことになりかねません。
印鑑や身分証明書がないと買えない薬剤もあるので
どれほど危険なのかわかると思います。
毛虫を駆除できる殺虫剤
劇薬を使って人に危険な目に合わせることは避けたいですよね。
そんな危ない劇薬を使うよりも、一般の方たちにも馴染みのある薬剤で
だいたいの毛虫は駆除できるものがあるんです。
その薬剤とは、たぶんあなたもご存知だと思います。
それは、蚊を取るアースジェットです。
アースジェットは家の中でも使われるので
これなら子供が危険な目に遭うことは少なくなると思います。
毛虫程度であれば、マイマイガだろうがチャドクガだろうが
イラガだろうが毒毛虫は駆除できます。
もしもですが効果が薄い場合は、こちらのハチ用の殺虫剤なら確実に駆除できます。
毛虫の駆除に一度使ってみると良いです。