百日紅の花が咲かない・・・
と悩んでいるお客様になんでだろうねぇ?
と相談されました。
それはなんでかというと
もしかしたら、
しばらく剪定しないために細かい枝ばかりが放任して枝先につく花芽まで、養分が行き渡らないのかも・・・とお伝えしました。
なので花が咲き終わり葉っぱも落ちた11月に不要な枝を全て切ってみました。
次の年は前年度よりも花付きが良かったようです。
次の年も同じように、花が咲き終わり葉っぱも落ちた11月に、不要な枝を全て切る同じ作業をしました。
そうしたところ、次の年も、さらに前年度よりも花の付き具合が良かったようです。
百日紅の花の咲き方は、その年に伸びた枝の先に花が咲きます。
なので前年度に咲いた花や枝の存在は関係ないので、花が咲いていた枝は全部切っちゃって大丈夫です。
花が咲かない時の百日紅の剪定時期はいつがいい?
「百日紅の剪定時期は 一年のうちいつやったらいいですか?」と聞かれることがあります。
百日紅の剪定は、遅くても新芽が出る前の 4月ころまでには済ませておきたいところです。
時期的にベストなのが、だいたい葉っぱの落ち切った、11月から新芽が出る前4月ころの間までには済ませてくださいね。
花が咲かない百日紅の木もこの時期に準じて剪定を行なってください。
そうすることで、その年の新しく伸びる枝の先に百日紅の花芽ができ花がしっかりと咲いてくれるはずです。
花が咲かない百日紅の剪定方法
花が咲かない百日紅の剪定方法は、
・通常の百日紅の剪定と同じように、枯れ枝や不要な枝の除去をはじめに行います。
・それから混みあった部分の枝を取り除き樹形を整えていきます。
・さらに今年度伸びた枝を10cm~20cm程度残して切ります。
・場合によっては小枝の元部ですっかり切り取ります。
百日紅は、記事のはじめで花が咲かないと相談された例のように、その年の花が終わってから剪定しておかないと、次の年に前年に伸びた枝の数だけ新たに養分が吸い上げられるので、多ければ多いほど養分が分散されるようです。
その結果次の年の花芽がつきにくいと思われます。
花がら摘みを行うことで再度花を咲かせることもあります。
百日紅は春に新芽が出てから花が咲き終わりるまでに、1mくらい長く伸びる枝もあります。
そんなに長い枝が何十本も伸びてくるのですから、よほどの勢力がないと花芽のつく枝先まで養分は到達できないのだと思います。
またまた記事のはじめで、百日紅の花が咲かないと悩んでいるお客様に相談紹介された例ですが、実はこの百日紅の木はこんな木でした。
その百日紅は年々花が咲かなくなってきたといいます。
樹高3.5mくらいの百日紅で、日当たりばっちりのところに植えてあります。
しかし、剪定はというと今まで何十年とやった記憶はないということでした。
そこで、花が終わり葉っぱが落ちた11月に百日紅の剪定箇所の定番の枝の太いところでとりあえず切り戻し剪定してみました。
それで次の年に花はどうなったのかというと、結構たくさん咲いてくれました。
咲いてくれてよかったです!
花が咲かない百日紅の剪定箇所
花が咲かない場合の百日紅の剪定箇所は、
百日紅の剪定箇所の定番の太い枝の最終地点で、今年伸びた枝を毎年同じところで剪定すると花が咲いてくれます。
切ったあとの残された枝の部分が中途半端に長く残すと見栄えが悪くなります。
長い枝は根元からすっきり剪定します。
次の年も同じところで剪定しますが、だんだんと握りこぶしのように丸くゴツゴツなっていきます。
なので、次回どこで切ったらいいか忘れることは少なく、同じところで切れば良いです。
つまり、花が咲かない百日紅において、剪定により花を咲かせるには、毎年同じところで枝を切ると花が咲いてくれるはずです。
もしも花つきが悪かったり、今まで百日紅を剪定していなかったのなら、一度剪定してみることをお勧めします。
サルスベリの剪定動画
サルスベリの剪定を解説している動画です。剪定の参考にされて下さい。