
サルスベリの花が咲き始めるといつも100日間咲きっぱなしなのでは?と思いたくなるほどずっと咲いているので不思議でしょうがありません。
でも実際は・・・そうではなかったのです。
サルスベリ(百日紅)の名前の由来
サルスベリ(百日紅)の名前の由来には、以下のような理由があります。
・「サルスベリ(さるすべり)」
サルスベリの樹皮は非常に滑らかでツルツルしており、猿でさえも滑って登るのが難しいとされることからこの名前がついたといわれています。
「猿滑り」という表記がそのまま植物名になっています。
・「百日紅」
漢字の由来は、花が夏から秋にかけて約100日間(長期間)咲き続ける特徴に基づいています。
「紅」は代表的な花の色を指していますが、実際にはさまざまな色があります。
・別名:ヒャクジツコウ
漢字表記の「百日紅」をそのまま音読したものとして、この別名も使われることがあります。
サルスベリはその美しい花と独特な樹皮の質感で、古くから日本や中国などで親しまれている樹木です。
この特徴的な名前もその魅力の一部といえそうですね。
このページでは、サルスベリ(百日紅)の花についてフォーカスを当てています。
サルスベリの開花時期
サルスベリの開花時期は7月頃から10月はじめ頃まで約100日くらい咲き続けます。
実際に100日間観察したわけではないので実際のところはわかりませんが、花は百日間咲き続けるのではなく、次々と咲いていくのでずーっと咲いているように見えるようです。
このように百日もの間、紅色の花を咲かせているように見えることから「百日紅」と付けられたようです。
サルスベリの花の色
サルスベリは夏に薄桃色や桃色、赤紫、白い花を円錐花序に多数咲かせるフトモモ目ミソハギ科サルスベリ属の落葉中高木です。
サルスベリ(百日紅)の花の色には、主に以下のような種類があります。
・ピンク:最も一般的な色で、濃淡がさまざまです。
・赤:鮮やかな赤色が目を引きます。
・白:清楚で落ち着いた印象の白い花です。
・紫:ライラックに似た薄紫色や濃い紫色です。
・淡い桃色:優しい色合いの薄ピンクです。
・濃いローズ色:鮮やかな濃いピンクや赤紫の中間色です。
これらの色は、品種や栽培地域によって異なる場合があります。
また、近年では新品種の開発も進んでおり、さらにバリエーションが増えています。
庭木や街路樹として広く愛されているので、いろいろな色を楽しめます。
サルスベリの花の色は基本的に桃色、赤紫、白花の3種類のようですが、いろんな写真を見てみる限りそれ以上の種類があるようにも思えます。
たとえば、Googleで「サルスベリ 種類」で画像検索したらこんなにたくさんの花の色を確認することができました。
サルスベリは楽天でも販売されています。
サルスベリの花が咲かないという疑問
サルスベリの花は、基本的に当年の春から伸びた新しい枝に花芽を付け、夏ころから咲き続けます。
新しい枝が出はじめるまでには剪定は終了しておかないとその年には花は咲きません。
剪定時期としては落葉した11月頃から、翌年の3月くらいまでに済ませたいところです。
もしも、花が咲かなかったり花つきが悪い時は、上記の時期内に剪定してみると花が咲くと思いますよ。
以前、花が咲かなくなったお宅のサルスベリを冬期に剪定してみたら次の年見事に咲き乱れました。
落葉後なら太めの枝も、あまり幹に近くないところからなら思い切って切ることができます。
ちなみに、ムクゲも当年に伸びた枝先に7月頃から花を咲かせます。