サルスベリはいつ剪定したらよいのかと隣のおばちゃんに聞かれました。
しかし、毎年同じことを聞かれるのがなぜか腑に落ちない・・・。
たぶん教えても忘れるか、覚える気がないんでしょうね。
サルスベリが百日紅と書く由来
サルスベリは中国原産の落葉中高木です。
サルスベリは、幹が太くなにつれだんだんと古い樹皮が剥がれ落ちていきます。
古い樹皮が剥がれ落ちると、さるが登っても滑るようなすべすべした美しくて新しい樹皮になるので、「サルスベリ」という名がつけられたといいます。
猿も木から落ちると言いますが、もしかしたらサルスベリから落ちたのかもしれませんね。
実際には、さるは滑らないでに簡単にスルスルっと上っていってしまいますけどね。(#^.^#)
サルスベリの別名は百日紅(ヒャクジツコウ)と言い花が7月から9月の真夏にかけて、
約3ヶ月も咲き続ける事から百日咲き続けるために名づけられました。
1つの花が100日間も咲き続けるのではないようです。
次々に新しい花が咲くために、ずっと咲き続いているように見えるだけのようです。
実際は、ひとつの花の寿命は1日しかないらしいです。
サルスベリの剪定時期
サルスベリは幹の肌具合、枝ぶり、花まで庭木として一年中楽しめる木です。
サルスベリの花の咲き方を まずは覚えていて欲しいのですが、
その年に伸びた枝の先に花が咲きます。
剪定時期は花を見ることが目的でなければ、基本的に一年のうちいつ行ってもよいです。
そうではなく、自分は花が見たいけど剪定はしたいという場合には、
遅くても新芽が出る前、4月ころまでには済ませておきたいです。
よくサルスベリの枝葉が良く伸びた6月前後にうっとうしくなって伸びた先の方を切られる方が多いようですが、そんなことをしたら、その年の花は少なくなるでしょう。伸びる前の状態、syなわち枝元からすっかり切った場合は花は見ることができないです。
花を咲かせたい場合の剪定時期にベストなのが、だいたい葉っぱが落ち切った11月から、
新芽が出る前4月ころまでの間には済ませておきたいです。
サルスベリの剪定方法
サルスベリは樹勢が強いと、春に新芽が出てから葉っぱが落ちるまでに1mくらい長く伸びる枝もあります。
平均すると50cmくらいは伸びるようですね。
サルスベリは、その年に剪定しないと、次の年に花がつきにくいような感じも受けます。
以前、こんなことがありました。
年々花が咲かなくなってきたというお客様に相談されたことがあります。
樹高3.5mくらいのサルスベリで、日当たりはばっちりです。
しかし、今まで剪定らしいことはしてないようでした。
剪定をしないために、風通しも悪くなったために、真黒く「すす病」になっていました。
そこでサルスベリの剪定箇所の定番であると言われる、
太い枝(幹)のところの最終地点で剪定してみました。
それで次の年に花はどうなったのかというと結構たくさん咲いてくれました。
その時の剪定時期は葉っぱが落ちた11月に行ってもらいました。
サルスベリの剪定方法は、サルスベリの剪定箇所の定番であると言われる、
枝の太いところの最終地点で今年伸びた枝を剪定するとよいです。
切ったあとの切り残された枝の部分が長いと見栄えが悪くなりますので、結構短めにすっきり剪定します。
次の年もその部分で剪定するわけですが、毎年のことなので
だんだんと握りこぶしのように丸くなっていきます。
なので、次回どこで切ったらいいか忘れたら
その握りこぶしが目印になるので、そこ切ればいいわけです。