ご自身で剪定を行なっている場合には気になるかもしれませんが、そうではない場合、例えば剪定業者に依頼しているような庭の場合は気にされないかもしれません。
いったい何のことなのかというと、
なぜかどこのお宅でも、100%とは言いませんが、それに近い確率で木の下に草花を植えたがります。
でも実はそれは草花にとってかわいそうな事なんです・・・
剪定時に木の下は荒らされる
木の下に植えると木が引き立つと思うからなのでしょうか?
木の下にスペースがあって、ちょうどよいと思ってのことなのでしょうか?
はたまた、なんとなく木の下が寂しいと思うからなのでしょうか?
でも、剪定をする時、そこに植えてある草花は剪定時には非常に厄介なものなのです。
なぜかというと、通常であれば剪定業者の場合、木の下には養生シートを敷きますが、切った枝葉を落としますので、枝葉が増えていくと結構な重さになるので、下に植えてある草花は弱々しく、どんなに気を付けても潰され、折れてしまいます。
たとえシートを敷かないとしても、剪定が終わったあとは、熊手でガリガリと葉っぱをかき集めて掃除をしなくてはならず、草花はいっそう荒らされます。
それを承知で植えるのであればかまいません。
たまに「草花を折るな!」などと、神業的なことをさせようとする方もおります。
その場合、何かかぶせるしかありませんが、かぶせたとしても、夏場であればその中は高温になる可能性が高くなるので、草花はしなって元気がなくなってしまいます。
草花でなく庭木でも枯れたりするんです。木の上の枝葉を刈るために、例えば、木の下に植えてあるサツキ類の上にビニールシートをかぶせると、夏場であれば2,3時間もかけておけば焼けて枯れます。それだけシートの中は高温になるということです。
どちらにしても、下に植えてある草花は、折れたりする可能性が高いので、多少の犠牲は目をつむってもらうか、あきらめてもらうしかありません。
それは嫌だという場合で、これを改善するには、木を植えるスペースと草花を植えるスペースは、完全にはっきりと分けることです。
剪定を剪定頼まれる場合、またはご自身でも剪定される場合でも、草花が植えてあると気を使ったり作業が面倒くさくなるので、木の下に草花などを植えないようにした方がよいです。