以前から剪定作業で使っている軽トラが、リコールだよという通知は来ておりましたが、ついつい忘れて修理に出さないでおりました。
再三にわたるリコールの通知が来ましたが、特に気にならなかったのでまたもや忘れておりました。
どんなリコールなのかというと、エンジン部分に直結する充電するための部品による不都合が原因でエンジンが止まるという事のようです。
車が動かない!古くなればただのガラクタ
人間は何か普通ではない状況がおこらないと動こうとしないものです。
これは、恐るべき衝撃が突然やってきた時の実話です。
「あなたにも起こりえること!」と思っているので、心して読んで下さい!
8月の気温が高い、おそらく一番暑いと思われる日の夕方の時間、娘を学校に迎えに行き家にたどり着きました。
それまでは何ともなかった。
しかし、10分後娘をプールに送ろうとしてエンジンをかけようとすると、なぜかエンジンがかからない。
メーターのところにあるランプが全てついているだけ。
ランプがついているからバッテリー上がりではないと思いました。
もしやリコールが原因か?と頭の中をいろんな原因を探り始めました。
しかし、プールが始まる時間が迫ってきていたので、代わりの車を使いその時はしのぎました。
そしてすぐにリコール社のディーラーへ電話をかけましたが、なんと2連休のようで、2日後にやっと連絡が付き、なんとか次の日に修理をしてもらうことになりました。
そして、エンジンが止まる状況を話すと、意外なことにリコールとは無関係だという事です。
その気になる原因とは、エンジンの温度が上がった時に感じるセンサーの誤作動が原因のようです。
結局、あまり走っていない車でも14年経ち古くなったから部品にガタが来たという事です。
部品を注文したら1週間かかると言われ、エンジンがいつ止まっても対処できるように、車の通りが少ない道路の左側を走るようになり、恐る恐る車を動かす羽目になりました。
車のトラブルが続くと精神的にきつい
1週間は長かった。
それはなぜか?
その衝撃の時は、修理する前に突然やってきたからです。
やはり暑い日はエンジンの温度も上がりやすいようです。
娘をプールの特訓に連れていったその帰り、車を動かして20分後、地元の街中を走っている最中にエンジン停止全く動かなくなってしまったのです。
長い上り坂が止まる前にあったのですが、そこで止まらなくてよかったと本当に思いました。
何とか左に寄せて止めておきましたが、エンジンは全くかからない状態です。
「エンジンの温度が上がれば信号待ちでも止まるよ!」ということを事前にディーラーに知らされており、そういう状態になったら「エンジンの温度が冷えるまで20分くらい待てばよい」という対処法も聞いていたので、慌てることなく対応できたました。
人間の脳は非常事態がおこるとフル活動する
しかし、問題はこれからです。
家にたどり着くまでは、長~い上り坂が2ヶ所あります。
どのように走ったらよいのか、頭の中で整理しました。
1.大事を取って1時間エンジンを止めてエンジンを冷やす。
2.上り坂の手前で再び1時間エンジンを止めてエンジンを冷やす。
3.エンジンを十分に冷やした後、一気に登って家にたどり着く
考えられることはそれがベストだと思い、気温34度の中汗をカキカキ、路肩でじっと合計2時間待っていました。
それは想定内の範囲でした。
想定外だったのは、その日の早朝に胃がん健診でバリウムを飲み、バリウムを出すために下剤を飲んでいたことです。
娘を送る前に一度排便は済ませておきましたが、でも次にいつ来るのかはわかりません。
「こんな日にこんなことになるなんて、ついてない!」と思いながらも、結局、2時間のうちに腹痛が3回きましたが何とか抑えていることが出来ました。
その後、その対処法は実行され、どうにかこうにか家に着くことができました。
散々な日でした。
その後、部品が届き交換してもらいましたが、それ以来止まることはなく安心して乗っています。
やっぱり車は古くなると安心できなくなるようです。
エンジンがストップして路肩に停止している時の、通りすがる人たちの冷たい視線をことごとく感じていました。
そして、安心を手に入れるために、次は中古ではなく新車を買おうと決心しました。
あなたの車は大丈夫?古くないですか?
街中で止まっても他人に迷惑をかけない自信はありますか?
坂道で止まったら?
高速で止まったら?
整備不良で事故を起こしてしまったら?
一度、想定されることがおこったらどうしたらよいのか、その時に慌てないために事前に考えておく必要があるかもしれませんよ。