ほとんどの方が庭にある木であることに悩んでいます。
それは「切り方」です。
ここではその悩んでいる庭木の切り方について感じたことを解説します。
庭木はどこをどう切る?
庭木はどこをどう切るの?とよく言われますが、
その樹種によって切り方にも違いがありますので
一概に「これが切り方です!」と強く言いきれないということは間違いないです。
木の切り方には剪定時期もありますし、
花が咲く木によっては花芽が形成される時期によっても
切ってはいけない時期、切らなくてはならない時期があります。
それじゃぁ、いつ、どのように切れば良いのかというと、
木によってまちまちだということです。
このように聞かれると少し答えやすくなります。
「●●の木はどこをどうやって切るの?」
樹種が特定できるのでこれだと少し答えやすくなります。
でも同じ樹種でも、きれいに仕上がっている木と
ジャングルのようにごちゃごちゃなっている木では
また答え方が違ってきます。
このように同じ木ではあるのに切り方を的確には答えることができないのです。
本屋にある剪定の参考書籍では、一般的な切り方で語られています。
でも悩んでいる人は実際に現物を見てみるとどこか違うので
結局バッサバッサと刈ってしまい、花が咲く木は咲かなくなったり
樹勢が弱くなり枯れていったりするようです。
若い方に多いのですが、なんとなく欲しいから苗木を買って植えてみた。
でも興味が薄れ数年放っておいたら伸びすぎていて
どうしようもなくなりとりあえずスッキリ切ってみた。
しばらくしたら枯れてしまい、即伐採!
木は生きているのですが、じーっと動かないせいか
生きている感じが伝わらないのでしょう。
血が出なくて痛がらないからどんなに切っても大丈夫と思ってしまう。
なんだかそんな人に植えられた庭木がかわいそうになってきました。
どんなに訴えかけても人の気持ちはそう簡単に変わらないので、
このような方は、また苗木を買ってきて植えて同じような経路を辿るはずです。
庭木の切り方でこれだけはいえますが、
木は大きく常緑樹と落葉時に分けられます。
落葉樹は葉っぱが落ちて木が寝ている冬期に強く剪定しても
枯れる心配は少ないことから、冬期の剪定をおすすめします。
落葉樹を活発に動いている夏にガッツリ剪定してしまうと、
切ったくらい元に戻ろうと葉っぱが茂り樹勢も弱ります。
常緑樹については6月~7月ころか、9月~10月頃がよいようです。
常緑樹は冬に切ると枯れたことがあるので、冬は切らない方がよいと思います。
庭の木の切り方は樹種ごとに熱心に研究して、花が咲く木であれば
花芽ができる時期より後に切らないように行いましょう。
キンモクセイとかまさにそれで、その年に伸びた枝咲きに花芽をつける常緑樹もあり、
その場合花後すぐか春先に新梢が伸びる前に切るなど時期も研究する必要があります。