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冬の樹木を楽しむ

夏だけでなく、葉っぱが落ちた冬も
木の良さをめいいっぱい鑑賞することができるんです。

そのためにすることとは・・・

普段の剪定作業です。

落葉樹の冬の樹形を楽しむ

冬の樹木のみどころはなんといっても幹や枝ぶりの樹形でしょう。

落葉樹が春から秋までつけていた葉っぱは
冬に向けてすっかり落ちてしまいます。

冬間際に一時、紅葉という色鮮やかな木々の姿も見ることができますが、
その後の姿は寂しく、1枚の葉っぱも残さない姿で仁王立ちしています。

葉が落ちたあとは、幹や枝ぶりが鑑賞できます。

常に剪定して枝をきれいに保っていれば
ほどよく細かい枝が樹木を引き立てます。

逆に剪定していなければ
枝があっちこっち入り乱れて見る影もないでしょう。

そんな時は、冬に入り乱れた枝を剪定してやるといいです。

葉がついていない分だけ剪定もしやすいと思いますよ。

どんなところに気をつけて剪定すればいいかというと、

次の夏に葉っぱが生えたときのことを想像して
枝が、葉っぱが上下に重ならないように、

下の枝まで太陽の光が当たるように剪定してください。

寒くてひどいかもしれませんが、
モミジなど冬のうちに剪定しておくと
夏に葉があまり伸びなくて楽ができます。

実のなる落葉樹の冬の樹形を楽しむ

冬に赤い実のなるウメモドキなどの実ものの木は、
葉っぱが落ちても実はまだまだついていて、

実が自然に落ちるというよりは
どちらかというと鳥が全てもぎ取っていく感じさえします。

変わった小鳥などが来て実を食べに来ると、
別に鳥に興味があるわけでなくても
なんか得したような気さえ起こります。

そしてその後、実がなくなると
葉っぱが落ちてなくなった時のように
やっぱり寂しい感じが起きます。

そこにあるはずのものが存在しなくなると
寂しい気持ちになるのはなんでも同じなんですね。

そんな時は枝や幹を鑑賞して気を紛らわせてください。

常緑樹の冬の樹形を楽しむ

マツなどの常緑樹はもちろん葉っぱはついていますが
こちらも冬に向けて古い葉っぱは黄色くなり抜け落ちます。

全ての古葉が抜け落ちるというわけではなく
ほとんどの古葉はだんだんと茶色くなって残ります。

そのため古く残った松の葉は見栄えが悪くなるために
「もみあげ」と言って、人の手でむしり取ってやります。

古葉の「もみあげ」は力いっぱいむしり取らなくても
簡単に抜き取れますので、案外簡単な作業です。

とは言っても、全ての古葉に手をかけてやらないといけないので
時間が掛かり大変なことには変わりません。

しかしそうすることで松はきれいに生まれ変わり
またいつものような貫禄のある姿を見せてくれます。

松は枝も幹も夏と変わりなく同時に鑑賞できます。

雪が積もった時もまた感じが違って見えて風情があります。

マツだけでなく、ほかの常緑樹の冬の姿を楽しむために
古葉取りや伸びた枝の剪定はしておいたほうが良さそうです。

古い葉っぱは茶色くなったりしているので
その部分をもむようにしてやると簡単に落ちます。

それをするだけでけっこう枝の中の混んだ部分が透けたり
虫の卵などを除去できるのでやっておいたほうが良いです。

落葉樹も常緑樹も冬の樹木の姿を楽しむには
常にきれいな剪定をしてあげておくと木も喜びます。

その恩恵を受けて、人も木の姿を鑑賞して楽しむことができます。

庭に何も考えずに木を植えっぱなしにしているお宅が多い一方で、

木を大切にしている方はけっこう手間暇かけて
剪定や害虫駆除などの管理をしっかりされているようです。

その心がけは間違っておりませんので
今後も木のため自分のために管理を続けてくださいね。

そうすれば、冬の樹木を楽しむことができます。

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