アケビを食べられるか知る前に、そもそもなんでアケビを食べるのか気になりませんか?
それはね、昔から食べられてきているから・・・
おいしいという人がいるから・・・
ナスに似て栄養がありそうだから・・・
いろいろなご意見もあると思いますが、
あんな苦いものを食べるなんて・・・
まずくてくえねぇ~!・・・
など、嫌いな人もいるわけです。
ここでは、なんでアケビを食べるのかということは一切触れず、
アケビを料理して食べることに注目してみたいと思います。
アケビには栄養があるの?
そもそもアケビを食べるくらいだから、アケビには栄養があるのではないかと期待している人もいるでしょう。
はたしてアケビには栄養があるのでしょうか?
あるとしたらどんな効果が期待できるのでしょうか?
アケビの効能には次のようなものがあると言われます。
■果肉にはビタミンCがある
イチゴや柿と同じくらいの豊富なビタミンCが含まれているので、
風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果があります。
■果皮にはカリウムが含まれている
カリウムは筋肉にとって欠かせないミネラルですが、塩分を排出してくれる役割があるので高血圧に効果が期待できます。
カリウムが不足すると筋肉が弱りますが、カリウムを摂ることで長時間の運動による筋肉のけいれんなどを防ぐ働きもあります。
足が急につったりするお年寄りには役立つ食べ物のようです。
■その他生薬として昔から伝わってきた
アケビのつるには古くから利尿、排膿作用に効果があり、生薬として利用されてきたと言われています。
これらのことからも健康を保つために必要な栄養素を取り入れるために、食べ物が少ない時代から先人の知恵で伝えられてきた特別な理由があったようです。
アケビは、体のむくみを取り利尿作用があるので、ダイエットにもいいようですね!
わけのわからないサプリメントなんか摂っている場合ではありません。
アケビの果実はどんな味?
アケビの果実の食べ方ですが、アケビの実が割れていたらその中味をスプーンですくって食べてみてください。
そんなに上品にしなくても、皮をガバット開いてそのまま口で食べてもワイルドでよいですよ!
こちらが基本形なのですから。
種のまわりの白いモヤモヤしている部分には独特の甘みがあるので堪能できます。
角砂糖みたいな味がするという人や、バナナみたいな味がするという人もいます。
もちろん生で食べられます!というか生で食べて、タネのまわりを取り囲んでいる果肉を口の中で分けながらじゃないと食べられません。
そして面倒でしょうがスイカのように種を飛ばしてください。
食べながら飛ばすため、小さい子供にはうけるかもしれません。
おいしいかどうかは、個人差があるのであなたの口ご確認ください。
実(皮)の部分に関しては、普通は生では食べないと思います。
焼いたり油で揚げたり調理して食べますが、ナスみたいな食感でゴーヤみたいにほろ苦いという人が多いみたいです。
アケビの実(皮)の食べ方
アケビの調理方法は皮の白いところを油炒めにしたり、皮を天ぷらにしたり、あとは皮の中にネギ味噌を入れてホイルで包み焼きにしたりするようです。
■アケビのてんぷら
1口サイズに切るか、8mmくらいの厚さにスライスしたら、ころもをつけて天ぷらにして食べます。
■アケビを油で炒める
皮を1口サイズに切って、醤油、砂糖、ミリンで味付けして油で炒めるとほのかな苦味で味わえます。
皮は味噌焼きにして食べられます。
アケビチャンプルーにして食べてもよく、ゴーヤよりも苦くなくおいしく食べられます。
■アケビを揚げる
アケビの肉厚な実の部分を洗ってしっかり水気を取り、1口大に切って素揚げにし、甘味噌をかけて食べるとおいしいようです。
■その他の食べ方
アケビの皮を砂糖漬け煮にして食べると言う地方もあるようです。
アケビの主要産地の山形では、アケビの中身も食べますが果肉のほうはあまり使わずに中身は捨てて、皮の部分に味噌やひき肉を詰めて焼いて食べることが多いようです。
中味は甘いですがあまり食べるところがなく種が多いので、中身より皮を食す!
やはりこれがイケてる食べ方なのかもしれませんよ。
アケビのレシピ
ここでアケビのレシピをご紹介します。
私がどうこう言うよりもクックパットで見た方が早そうです。
⇒ クックパット・あけびのレシピへ
アケビは生で食べる場合は果物、加熱すると野菜として扱われると言われます。
アケビの果肉を取り出したら細切れにし、マイタケなどと合わせて甘味噌を入れてオーブンで焼いて食べるのが昔から日本料理で伝わっているようですよ。
アケビを使ったおいしい調理方法
クックパットにてアケビのレシピを紹介しましたが、ここではアケビを使ったおいしい調理方法をまとめておきます。
■アケビの皮を油味噌炒めにして食べる簡単調理方法
1.アケビの皮を良く洗ったら、5mm幅に切ってオリーブ油で中火で炒める
2.ねじれからまってきたら、砂糖と味噌を少々のみりんで溶いてからめる
3.水分がなくなってきたら弱火に
4.さらに煮詰めたら出来上がり
■アケビの皮を焼き物にして食べる簡単調理方法
1.アケビを洗い、水気をきって中の種を取り除く
2.アケビの中に入れるキノコ類、ひき肉、しその葉、長ネギ、油揚げ、こんにゃく類などの具をあらかじめ味噌と砂糖で炒める
3.アケビの皮に味がしみるように、フォークなどで穴をあけたら、「2」で炒めた具を詰め込む
4.フライパンに油を入れて両面を返しながら、弱火で柔らかくなるまで焦げないように焼いたら出来上がり!
■アケビの皮を天ぷらにして食べる簡単調理方法
1.アケビの中の種を取り除いて好みの大きさに切る
2.薄めにころもをつけて揚げるだけでたら出来上がり!
ころもをつけないで空揚げしても、1cmに切ってかき揚げにしてもよいでしょう。
■アケビの皮を炒め物にして食べる簡単調理方法
1.味噌・しょう油・砂糖・酒またはみりんであわせみそを作る
2.アケビの中の種を取り除き、一口大に切って油で炒める
3.柔らかくなったら「1」で作ったあわせみそで味付けしたら出来上がり!
キノコ類、ひき肉、長ネギなどを加えると一層おいしくなります。
■アケビの皮を茹でて食べる簡単調理方法
1.アケビの中の種を取り除き、お好みの大きさに切る
2.塩茹でして柔らかくなったら引き揚げる
3.その上にかつおぶし、のり、生姜など薬味をのせたら出来上がり!