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マサキの剪定方法と剪定時期

マサキはニシキギ科の常緑低木で、
萌芽力が強いことから生け垣などによく使われています。

丈夫な樹種で大気汚染にも強いのですが、
枝葉が密集してきて風通しが悪くなると
5月頃にうどんこ病が発生することがあります。

ここでは、マサキの剪定方法と剪定時期について解説します。

花が咲く?マサキの意外な特徴

マサキは日当りを好む木です。

生長が早く萌芽力も旺盛な木で、庭に植える場合は
刈り込み物や生け垣に使われることが多いです。

しかし、半日陰地にも育ち、
土質を選ぶこともなく丈夫な木です。

普段見ることが多いマサキは、緑一色が多いです。

しかし、マサキには普通の緑色の葉一色だけでなく、
葉っぱに斑が入っているめずらしい品種も多数あります。

マサキの剪定

意外と知らないかもしれませんが、マサキは花を咲かせるんです。

マサキは、生け垣にして刈り込みをすることが多いですよね。

そのため、刈り込みばかりを行なっていると
花芽ごと切ってしまうので、花を見る機会がなかったり
気づくことがないのだと思います。

花の咲く時期は6~7月ころで、
こんな小さな白い花を咲かせます。

マサキの剪定

マサキに発生する病害虫について

マサキには病害虫が発生することがあります。

ここでは、マサキに発生する病害虫の種類と
その防除方法について解説します。

マサキに発生する病気はなに

マサキに発生する病気は、特にうどんこ病や褐斑病が多く発生します。

うどんこ病は、葉っぱに白い粉をまぶしたような病気です。

徐々に葉っぱ全体に広がっていくようになり
大量に発生することがあります。

マサキに発生するうどんこ病は美観は損ねるかもしれませんが
葉っぱが落ちて枯れるなどという事はないようです。

うどんこ病を防除するのであれば、
まずは、風通しを良くするような剪定を行ない
トップジン1,000倍水和剤などを散布するとよいです。

マサキに発生する病気に発生する褐斑病は、葉が枯れる伝染病なので
見つけたらその部分を切り取って焼却した方がよいです。

そして、トップジン1,000倍水和剤などを散布しておくとよいです。

マサキに発生する害虫はなに

害虫は、ミノウスバ、チャドクガ、ユウマダラエダシャクの幼虫が発生し、
葉っぱを大量に食害されてしまうので注意が必要です。

ミノウスバは、15mmくらいのイモムシ状の生き物で、
大量発生した時には、葉っぱががなくなり丸裸にされ
枝だけになることもあるようです。

ミノウスバを見つけたら、気持ち悪いですが捕殺するか、
オルトラン500倍液剤などを散布するとよいです。

ミノウスバ

チャドクガは、25mmほどの茶色っぽい毛虫で、
集合性が強く大量発生し横に並んで葉っぱを食害します。

成虫幼虫ともに毒刺毛をもち、風などで
これをまき散らすようなので注意が必要でです。

幼虫が1枚の葉に群生しているうちに
オルトラン1,500倍水和剤などを散布して防除をすると良いです。

チャドクガ

ユウマダラエダシャクは、真っ黒い体に
黄色い小さな斑点状のものがあるしゃくとり虫です。

夜にぱっぱを食べることが多く
激発すると葉っぱを暴食して、
垣根などが丸裸になりこともあるようです。

ユウマダラエダシャクを発見したら捕殺するか、
大量発生した場合は、ディプテレックス乳剤1,000倍液を散布します。

ユウマダラエダシャク

マサキの剪定時期はいつがよいか

マサキは、生け垣などによく使われていますが、
萌芽力が強いことから、いつ剪定をしたらよいのか
悩まれる方が多いようです。

ここでは、マサキの剪定時期はいつが良いのか解説します。

マサキの剪定時期は、基本的に刈り込みは春と秋に行なうとよく、
太い枝を切る強剪定は、早春の芽吹く前に
あらかじめ行っておいたほうがよいです。

マサキは強剪定意外なら、いつどこを切ってもよい木で、
刈り込む場合は年2回行なうとよいです。

1回目は5~6月の間に、2回目は伸びた枝葉を
軽くそろえる刈り込みを、9月ころに行なうとよいでしょう。

大きく育った木を小さく強剪定する場合は、
春の芽ぶき直前の3月ころに行うのがよいです。

マサキの剪定方法

マサキは年2回程度、剪定を行なうとよいです。

刈り込みをする剪定方法の手順ですが、

まずはじめに、樹形内部の枯れ枝や混みあった枝、
不要な徒長枝を間引いたりします。

そして、整理したあとに刈りそろえる作業を行ないます。

生垣にする時には特に横枝を生かすように残して、
横枝の途中や先端から上に伸びる枝や
不要な徒長枝は切るようにします。

1回目の5~6月の間の春に行う剪定は強く刈ってもよく、
特に上部は萌芽力が強く良く伸びるので、
思い切って刈ることができます。

2回目の秋の9月の剪定はあまり深く剪定しないで
伸びた枝葉を軽く刈りそろえる程度の剪定を行ないます。

春の芽ぶき前に行う強剪定は、
太い枝を切っても意外と容易に枝が出ますが、

太い枝を抜いた場合、空間が出来てしまうことがあり
見栄えが悪くなるので気をつけなければいけません。

枯れ枝などにより枯れ穴があいたところは
周辺の枝をシュロ縄を使って誘引し、
そして刈り込み線に合わせてそろえるようにします。

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