小さな子供でもりんごを知っているくらいなので、りんごを知らない人はいないと思います。
でもそのルーツやどうやって今のリンゴがあるのかなどを知っている人は少ないと思います。
りんごは散々いじくられた結果今がある
りんごの原産地はカザフスタン南部であるとされているようです。
歴史的にそのルーツを辿ってみると、日本にはヨーロッパやアジアを通り明治以降にやって来たといわれ、元々日本にあったわけではないようです。
りんごはバラ科リンゴ属の落葉高木樹で、7500以上の品種が栽培されているようです。
りんごを見ただけではどれがどれなのかはわかりませんが、スーパーで売られているのはそのうちの数種類なので、選び抜かれた一部のおいしいりんごしかお目にかかれていないわけです。
我々は栄養がありおいしくて安全であれば別にそこまで気にしなくても良いわけですが、今までそれだけ品種改良が繰り返されているわけです。
亜寒帯、亜熱帯など温帯地域での栽培は不可能ではないようですが、元々暑さに弱い樹種なために熱帯での栽培は難しいようです。
そのために日本では比較的寒くてりんごの栽培に適した地方である青森とか長野が、りんごの生産地として知られ、その多くはブランド化されています。
しかし青森や長野の規模には及ばず認知されていませんが、その地域だけではなくその他の寒い地域でも意外とたくさんのおいしいリンゴの生産が行なわれております。
オーナー制度などを実施しているリンゴ農家もあるのでたくさんりんごを食べる人は活用してみると得します。
りんごが収穫されるころにはいつも台風が訪れ、状況によってはそうとうな被害に遭うこともあり、りんご農家では毎年苦労されているようです。
りんごの枝は伸ばし放題にはしておけないので剪定をしますが、剪定は主に収穫後の冬に行われ、次年度の収穫に影響がないようにしっかりと剪定されます。
それらのりんごもこれまでに幾度となく品種改良がされてきましたが、ほとんどが接ぎ木といって台木(元々生えている木)に全く違うほかの樹種を合体させて、時間をかけて新たなおいしいりんごの品種を作りあげてきました。
りんごの日は2つある!
11月5日は「りんごの日」ということを知っていましたか?
りんごの日はりんごの産地である青森県で2001年に制定されたもので、「いい(11)りんご(5)」の語呂合わせにちなんで「りんごの日」ということのようです。
りんごのもうひとつの主産産地である長野県ではりんごの日は違う日のようで、長野県のりんごの代表的な品種が「ふじ」であることから、11月22日を「いい(11)ふじ(22)」の語呂合わせで「長野県りんごの日」と1999年に定められました。
どちらもりんごの日には違いないでしょうが「いい夫婦の日」と合わせてりんごをアピールできればよいですね。
りんごの皮についた残留農薬の処理はどうするの?
りんごは害虫に弱く病気にかかりやすいので、農薬散布が欠かせません。
そのためほとんどの消費者は食べる前には残留農薬を落とすために、水でよく洗浄することが習慣となっています。
しっかりと洗ったのにも関わらず、皮をむいて食べる人が多いことも確かです。(うちもです^^)
残留農薬について少しお伝えしますが、りんごに使う農薬には「収穫前○○日まで」なら散布して良いという「使用時期」というものがあるようです。
これは収穫までの期間をおくことで、一般にりんごで使われる農薬では太陽光や雨などによって分解されるので、人体に影響のないくらいにまで農産物への農薬残留が減ることからこの日数が設けられています。
この「使用時期」がしっかり守られているために、私たちは農薬による害を与えられずに安心してりんごを食べることができています。
気になる皮についた残留農薬ですが・・・
りんごの皮にはりんごポリフェノールという栄養素が備わっていますので、できればりんごは皮ごとまるかじりしたいものです。
水洗いをしっかりすれば農薬は落とせるので安心してかぶりつくことができるのですが、どうしても残留農薬が気になってしまう人が多いですよね。
厚生労働省や農林水産省では必ず残留農薬の検査を行いますが、市場に出されるりんごは「ほとんど残っていない」または「残っていたとしてもごく僅か」という検査結果を取得していますので、健康を害するような量は残っていないようです。
しかしどうしても気になるという人もいると思いますが、その場合は「残留農薬除去剤」という農薬を落とす素材を使うのも有効かもしれません。
気になる人は動画を見てみて、お試しください。
【残留農薬除去剤 貝力浄】