シマトネリコを庭に植えているお宅は岩手では聞いたことがありませんが、去年知り合いの人が通販で買ったので鉢植えで育てているようです。
シマトネリコは千葉あたりが生息の北限と言われているようですが、温暖化のせいか今は仙台あたりまで育つとも聞きました。
シマトネリコが人気の理由
さてそんなシマトネリコですが、なんで北国の人が通販で買ってまで欲しがるのだろうか?もしかしたらシマトネリコが人気があることをどこからか聞きつけて欲しくなったのかもしれません。
ネットで情報を探してみると流行は終わったとも言われていますが、ずーっと庭に生えてあるのにそんな簡単に流行って終わるものなのでしょうか?それともただ単に飽きて見向きもされなくなったのかはわかりません。
南の方ではシマトネリコをシンボルツリーとして植えてあるお宅が多いと聞きます。
写真を見ると、白くて小さい花のかたまりと葉っぱに特徴があって、どことなく清涼感みたいなものを感じて気が休まる感じがします。
成長は早いようですがそんなに葉っぱが密になる感じはしないので、成長が早いわりに剪定もしやすく扱いやすい樹木のようです。
葉っぱはサラサラと元気よく風になびく感じが自然と調和し、日陰でも育ち耐暑性にすぐれていて、なおかつ病害虫も少ないといいます。
庭にシンボルツリーとして植えるのは株立ちのシマトネリコが多いようですが、1本立ちのシマトネリコもあるようです。
シマトネリコがカブトムシの被害に!
カブトムシもシマトネリコの清涼感が好きで寄ってきているのでしょうか?
いえいえ違います。
これは年数が経って太く大きくなり、カブトムシは樹皮の内側から甘い樹液が出るのがわかるのでしょうか。幹が柔らかいせいもあり多くのカブトムシやクワガタたちが寄ってきて、シマトネリコの幹を荒らして樹液を吸われる被害にあっているようです。
この1本だけでなく多くのシマトネリコの木がカブトムシの被害にあっているそうです。
シマトネリコの清涼感にはかなわない
やっぱりシマトネリコは寒さに弱い樹木のでしょう、氷点下になると枝先の葉は枯れるようです。
寒冷地ではシマトネリコの生息は難しいので、シマトネリコに似ている樹木のアオダモの株立ちを植えているお宅もありますが、やっぱりシマトネリコの清涼感には負けてしまいますね。寒冷地でも育てばいいのに!
アオダモ↓
これらのことからまとめると、シマトネリコが人気が出てきた理由には、丈夫な性質で虫や病気の被害が少なく手入れが比較的楽なところ。
そして白い小さな花を咲かせ、葉は清涼感があり涼しげで、和風洋風の庭に関係なく似合う樹形の存在感が大きいことが人気のようです。