
シマトネリコは観葉植物として取り扱われるようになりましたが、元は地植えしてある樹木で、5~10mの高木にもなるようです。
暖かい地方では庭木や公園樹にも使われ、地植えで大きく育ったものは水やりの心配はなく管理いらずで自然の雨任せです。
一般的な地植えの地域ですが、寒冷地では地植えは厳しく、関東以南であれば十分可能と言われています。
静岡あたりだと大型商業施設の周りに植栽されていたり、一般家庭でも庭木として扱われているのを良く見かけるようです。
岩手県では地植えのシマトネリコは見たことがありませんしもちろん剪定もしたことがありません。
以下に、シマトネリコの剪定についてのポイントを説明します。
シマトネリコの剪定時期
シマトネリコ(学名:Fraxinus griffithii)は、庭木や生け垣として人気の高い樹木です。
シマトネリコは成長が活発な時期と休眠期があります。
剪定を適切に行うことで、形を整えたり健康的に成長させたりすることができます。
シマトネリコの剪定の適期は、地域によって多少の誤差はありますが、12~2月と、5~6月とされます。
■休眠期(冬:12月~2月)
この時期は成長が止まっているため、大胆な剪定を行いやすいです。
枝を全体的に短くしたい場合はこの時期が最適です。
■成長期(春〜初夏:5月~6月)
新芽が伸びて形が崩れるのを防ぐための軽い剪定を行います。
夏に向けて風通しを良くする程度の剪定が重要です。
シマトネリコの剪定は、不用な枝を整理する透かす剪定や伸び過ぎた枝を切る程度で良いです。
剪定は、見た目にバランスの悪い枝を特に選び切ります。
そして徒長枝、下がった枝などの不要な枝、伸ばしたくない方向の枝や、短くしたい枝なども調整すると良いでしょう。
シマトネリコは萌芽力が旺盛な木なので、強い剪定にも耐え、刈り込みなどにも耐えますが、太い枝などをいきなり切ると、樹形も乱れ樹も弱ります。
定期的な剪定することで、新たな枝の発生を促することで全体的な樹形のバランスを維持できます。
シマトネリコの剪定方法
シマトネリコの剪定の目的は、「樹形を整える」「風通しを良くする」「高さや広がりの調整」などがあります。
■樹形を整える
シマトネリコは自然樹形が美しいため、極端に形を変えない剪定がおすすめです。
■風通しを良くする
枝が密生すると病害虫が発生しやすくなるため、適度に間引くことをおすすめします。
■高さや広がりの調整
必要に応じて、成長を抑えるために上部や側枝を切り戻しますが、できれば休眠期である12月~2月に行うのが良いです。
剪定の手順として、枯れている部分や、害虫の被害を受けた枝を見つけたらすぐに取り除きます。
次に、樹冠内が密になっている場合、風通しを良くするために交差している枝や重なり合った枝を切りように混み合った枝を間引きます。
おしまいに、不揃いな部分を軽く切り戻して、全体のバランスを整え形を整えるようにします。
これらのように、シマトネリコを剪定する枝は、見た目にバランスの悪い枝、不要な枝などを中心に透かしたり整理すれば良いです。
たとえば、幹の途中から出ている胴吹き枝や幹の根元から出ている枝など、樹冠の内側に伸びている枝、徒長枝、下がった枝、1箇所から車輪状に出ている枝などの整理です。
枯れ枝があることで見苦しさが出ますし、密集すると病害虫の絶好の住処となります。
全体を見てバランスよく透かすように混んだ場所を切ります。
中程度の太さの枝を切るときは、枯れを防ぐために枝の分かれ目より5cm程度離れたところで切ります。
細い枝の部分は、枝の生え際で切り取ります。
切り口から病原菌が侵入しないように、剪定バサミやノコギリを清潔に保つことをおすすめします。
一度に多くの枝を切りすぎるのは注意が必要で、木が弱ってしまうことがあるので、全体の3分の1程度までを限度にしておくのが理想です。
剪定後、直射日光が強い時期には切り口が日焼けして樹木に負担をかけることがあるため注意が必要です。
シマトネリコの管理
シマトネリコは原産地が台湾や中国で、モクセイ科トネリコ属の半落葉広葉高木です。
シマトネリコの特徴は、シマトネリコは樹形が優しげで美しく成長が速く温度変化に敏感な木で、樹高は、大きいもので 5~15mにもなります。
シマトネリコの花期は、5月ころに小さくて白い花が咲き、離れてみるとまるで煙のような感じです。
その時期になるとツゲの花に集まるようにミツバチの大群がブンブンと集まり、結実は8~9月頃で、白いサヤが付きます。
日当たりの良い場所を好みますが、半日陰でもよいです。水はけの良い土壌に植えるとよく、湿った土壌では根腐れを起こしてしまいます。
肥料は、2月ころに固形肥料を置き肥し、暖かくなり新芽が出始めた頃に施肥してみましょう。
水やりですが、乾燥が若干苦手で加湿にも弱いので土の表面が完全に乾いたらたっぷり上げる程度で良いです。
よほど雨が降らないで乾燥した時や真夏以外は自然に任せても大丈夫のようです。
このことからも、シマトネリコの地植えの水やりは、自然なままで特に心配しなくても良いようです。
シマトネリコで注意しなければならない病虫害としてハダニやカイガラ虫がいます。
褐斑病、斑点病、黒星病などの病害虫の駆除にはダコニール、ダイセン、ベンレートなどを半月に1回程度撒くと効果があるようですよ。
シマトネリコは低温に弱い樹種なので寒すぎる冬の場合、低温で傷む時があります。
関東より北では、観葉植物ならOKですが、地植えでは育たないようです。
シマトネリコはモクセイ科ですのでキンモクセイに近い品種だと思います。
シマトネリコは常緑樹と言われることが多いですが、落葉することもあるので半落葉の部類ではないでしょうか。
おそらく、寒い地方では冬に落葉し、ある程度の温度以上なら古い順から落葉していくのではと思います。
うちのキンモクセイも冬になると半分葉が落ちます。
シマトネリコの管理のポイント
冬は寒いので、低温によって小枝や葉先は低温にやられて傷んだりしますが、枯れた部分は元へは戻りません。
しかしシマトネリコの木自体は生きていますので、春になればまた新芽が出るのでそれほど心配するくらいではないと思います。
枯れた部分ですが、見栄えが悪ければ切ったほうがよいですが放っておいてもしばらくすれば葉が落ちます。
土の湿りすぎによっても小枝や葉先が枯れるようになることもあります。
乾燥も苦手ですが、湿り過ぎも根が弱ったり、根腐れをおこして葉先が枯れることがあります。
地植えの場合は、鉢植えほど神経質に水やりを心配する必要はなく自然にまかせておいてもよいです。
冬期は生育が止まっているので水はいりません。
植えた場所がいつも湿っているような場所であれば土壌が悪く根腐れを起こし枯れますので移動した方がよいです。
観賞用としてのシマトネリコの管理
最近では、シマトネリコは観葉植物としての鉢物が多く出回っていますが暖かい地方では街路樹にも用いられているほどで地植えで育てる方が元気に大きく育ちます。
鑑賞用として室内においている場合、日光によく当たるように窓際などの明るいところに置くと良いですし、日に何回か鉢を度回すと株全体に日が当たります。
夏などの生育期には時々外に出し、灌水は鉢土の表面がが乾きかけたら十分やります。
生育期には置き肥や液肥を与えますが冬はいりません。
冷暖房の風が直接当たるようなところはすぐに乾燥するので避けます。
室内の乾燥や風通しのが悪さで、ハダニが葉の裏に発生しますのでたまには頭から霧吹きなどで灌水するといいです。