
ツツジを剪定しようと悪戦苦闘している方が多いですね。
ツツジの剪定は簡単なようで、けっこう難しいかもしれません。
ここでは、ツツジやほかの植木でも丸く切れる剪定方法をお伝えします。
ツツジの剪定は何が難しいのかというと・・・
ほとんどのツツジは、玉物として表面を丸く切って(刈って)仕立ててあります。
ということは、前に倣え(ならえ)で、必然として丸く剪定してあげなければならないという感じになりますよね。
ところがですよ。まっすぐに刈る腕もおぼつかないのに、丸く刈るなんて神経を尖らせないとできません。
だからツツジを剪定するのは精神的にも、体力的にも結構疲れるんです。
刈込ばさみを長時間使うと、ビンビンに肩が張ってきて凝ることが多いです。結構つらいです。
ツツジの剪定方法
疲れるかもしれないけど、「ツツジを剪定しなければならない」という方に、ツツジの剪定方法を教えますね。
ツツジの剪定は、すでに丸く仕立てあがっているものであれば、輪郭に沿って丸く仕上げるように剪定すれば良いだけです。
それが難しくてうまくいかないから困っているんですよね。
でもうまく刈る方法は、「実践練習でしか身につきませんので、毎年刈ってうまくなってください」としか言い様がありません。
よく他の家のツツジを見るとプロが刈ったかのように、きれいに丸く仕上がっている状態を見たことがありませんか?
あれは電動のバリカンを使って剪定しているので、きれいに刈られているのです。
電動のバリカンを使えば誰でもうまく刈れるのかというと、はじめからというのは難しいかもしれませんが、慣れてコツをつかめば、結構なお年寄りでもうまく刈れています。
「電動のバリカン」は「エンジンで動くバリカン」よりも比較できないくらい軽いですし、その分力もいらずに安定した刈り込み線が出せるようです。
「電動バリカン」を使う時に気をつけてもらいたい事があります。
それは「電動バリカン」には電気につなぐコードがついていますが、その線を「電動バリカン」の動いている刃で「ブチッ」と切ってしまうアクシデントが頻繁に起こっています。
結構このコードの存在が厄介というか、はっきり言って邪魔で、手軽に使える分、ちょっとしたリスクもあるんです。
最近ではコードのない「充電式の電動ヘッジトリマー」なんかも販売されていて、快適に剪定できるようになってきているようですよ。長時間やらなければ、これを使うのが良いかもしれませんね。
その秘密兵器は、これです。
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ツツジの剪定・道具
ツツジの剪定は、刈り込み鋏を使いますが、刈り込み鋏を使うと肩が疲れたり腕が痛くなったりします。
そんな時は、先ほど紹介した電動のバリカンなどを使うと、プロが剪定したようにきれいに仕上がります。
私は、エンジンで動く総重量5kgのバリカンを使って、汗だくになりながら剪定しています。
もっと楽に剪定できるようになりたい時は、絶対に、>>この「マキタの充電式の電動ヘッジトリマー」をおすすめします。
ツツジのどこを剪定したら花芽を落とさないか?
こちらの写真をみて欲しいのですが、上が「剪定前」のツツジの状態で、下が「剪定予定」の線を引いた写真です。
2本の線が引いてありますが、今年ツツジが伸びた「外側の線」で軽めに刈れば、極力花芽を落とさずに刈れるはずです。
しかし「内側の線」までガリッと刈ってしまうと、場合によっては花芽は落ちて、来年の花は期待できないかもしれません。
花が終わって直ぐに刈れば、ガリっと刈ったとしても、来年花は咲くかもしれません。
要は、花が終わって直ぐに軽めに刈っておけば、花が咲かないというリスクは低く抑えられるということです。
写真をもう一度見て欲しいのですが、外の線、内側の線ともに、上下に色違いで線を描いているのわかりますか?
外の線は上が「青線」、下が「赤線」です。
なんで色分けしたのかというと、自分でツツジを剪定するほとんどの方が、上の「青線」でしか剪定しないので、だからだんだんと下に葉や枝が伸びてきて、重苦しいツツジになってくるんです。
さっぱりときれいになツツジに仕上げるのであれば、しっかりと下の「赤線」も剪定していただきたいと思います。
一般的な庭師は上の線はもちろん刈りますが、下の線をしっかりと刈ることで、1本のツツジをきれいに仕上げることができるんです。
うまい庭師はここを見ればわかります。
極端なことを言えば、上よりも下の剪定が重要なのです。