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ツツジの剪定時期!花が咲かない理由と花を咲かせるための条件

ツツジは「花が終ったら剪定する」と教材などには
紹介されていますが、さてそれは本当だと思いますか?

なんで花が終ったらさっさとに剪定しなくてはならないのか?

来年の花芽を落とさないためには、
いつまでに剪定を終えれば大丈夫なのか?

気になるところですよね。

それでは、

ここでは花芽を落とさないで、来年も花を咲かせる
ツツジの剪定時期と剪定方法について解説します。

ツツジ 剪定

ツツジの花芽が形成される時期

日本は長く伸びる地形と気象条件から、
サクラと同じようにツツジの開花時期も
北と南では1ヶ月も違いがあります。

通常のツツジの花は、4月頃~5月頃に開花します。

ツツジの開花時期を知っておくことは、
来年の花が咲くかどうかに深く関わってきます。

このページを読み終わる頃には、花が咲くのに一番重要な
ツツジの花芽が形成される時期がわかり、花を咲かせるのに妥当な
剪定時期わかるようになっていると思います。

ツツジの花が咲くためには、前の年にしっかりと
花芽が出来上がっていることが前提になります。

たとえば、前年にきちんと剪定をしても樹形を整えたとしても、
花芽ができることには関係なく、かえって剪定をしない方が
ツツジの花が咲く可能性は高いのです。

ツツジの花が咲くには、花芽ができる時期を知る必要があります。

地域によって花芽ができる時期に違いがありますが、
基本的には、花が咲き終わった後に花芽ができると思ってください。

具体的にはツツジの花芽は、花が咲き終わった後の5月頃から7月頃に形成されますが、
この頃の気象条件によっても花芽が左右されることはあります。

通常は、花芽の形成を左右することがおこらなければ花芽はつきます。

ここで、一番やっかいなことがおこります。

それは、

剪定です。

ここで間違った剪定をしてしまうと、花芽の数を減らしてしまったり、
全く花が咲かなくなるという事もあります。

樹勢の状態や、剪定方法が悪いと枯れることだってあるんです。

ツツジの花がなんで咲かなくなるのか、その理由を知っておくことで
あなたが行なう剪定方法が変わってくるかもしれません。

次でそれを解説してみます。

時期が遅い剪定はツツジの花が咲かなくなる

「前までは確かツツジが満開に咲いていた!」
「でも今は花の数が少なくなった!」
「自分で剪定したら花が咲かなくなった!」

このように悩まれたことはありませんか?

花が咲かなくなったその理由は、
ツツジの剪定時期が遅かったのかもしれません。

剪定時期が遅いと、花芽が形成された後の花芽を切ってう可能性が高いのです。

ツツジは花芽ができる時期が決まっているので、
いつまでも剪定をしないわけにはいきません。

しかし、時期を遅らせて剪定をしてしまうと
花芽を切ってしまうことになり、
花芽がなくなってしまう可能性が高いです。

刈り込みすぎはツツジの花が咲かなくなる

ツツジを剪定する時、ほとんどの方は刈り込みバサミで
丸く仕上げたりすることが多いと思います。

しかしその時に、ガリッと深めに刈り込んでしまうと
花が咲かなくなってしまうかもしれません。

どういうことなのかというと、

もうすでにツツジの花芽ができている可能性が高いのに
剪定を行なうことで花芽をすっかり切り落としてしまったら
咲くはずだった花が見れなくなるのです。

もうひとつツツジの花が咲かない理由はありますが、

それは、

花芽ができたにも関わらず、樹形を整えようと
深く刈り込んでしまい、花芽まですっかり
刈り取ってしまうと花が咲かなくなります。

剪定時期が遅くなった時にこのようなことが起こります。

これを防ぐためには、早めの剪定が必要ですが、
その他にも、表面だけなでるような感じの軽めの剪定を
行なうことで花芽が残る可能性はあります。

深めの剪定をしてしまうと確実に花芽まで落としてしまいます。

だから、剪定時期が遅くなってしまった場合には
突発的に伸びた枝葉だけを切るような剪定にとどめるべきです。

刈り込みすぎはツツジの花が咲かなくなる理由の
ひとつなので気をつけなければいけません。

花芽を落とさないツツジの剪定時期

ツツジは、花が咲き終わった後の
5月頃から7月頃に徐々に花芽の形成に向かって行きます。

そのため、ツツジの樹形を整える剪定はこの時期になる前の
花が咲き終わった後すぐに行なうのがよいです。

もしも剪定時期が遅くなったとしても刈り込みすぎずに
軽めの剪定であれば、それほど花芽を落とすことは少ないです。

剪定を行なうと、確実に花芽を減らすことになりますが、
樹形を整えるためには、多少のリスクも必要になります。

冬に剪定を行なう際は、深く刈り込む剪定は行なわず、
樹形を乱す伸びた枝葉を切り取る程度の剪定を行ないます。

花を咲かせるツツジの剪定方法

ツツジは剪定をして樹形を整えておかないと
しだいに暴れていき、手が付けられなくなる場合もあります。

そのような状態になると病害虫が増える可能性が高くなるので
年に1度は剪定作業を行った方がよいです。

ツツジの花を咲かせる剪定方法は、

まずは、ツツジの花が終わった後に刈り込みバサミを使って
樹形を整えるように刈り込む剪定を行ないます。

花後に剪定するとその後不定芽が伸びてきますが、
樹形を崩すような突発的に伸びて見苦しい枝葉は、
部分的に切り取るとよいです。

剪定時期が遅れるほど深く刈り込めなくなりますので
花が終わったあとすぐに剪定に取りかかった方がよいです。

根元付近にはたくさんの小さな徒長枝などが生えています。

徒長枝が生えるとそこに養分が吸い上げられて伸びますので、
全て取ることで花芽の方に養分が注がれるようになります。

ツツジを小さくする時は、刈り込みバサミを使って
花が終わった後に深く刈り込む剪定を行ないます。

バリカンを使うと、よりきれいに仕上がりますのでおすすめです。

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