サンショウは、じつはミカン科の落葉中木だったんですね。
新葉や実は香気が強くて食用に利用できるので、
家庭の庭で香辛料用に栽培されているようです。
特に植えたわけではないのに鳥などが種を落としていって
突然トゲトゲしいサンショウが生えている時がありませんか?
ここではそんなサンショウの剪定方法と剪定時期について解説します。
サンショウの特徴
サンショウは高さが3mにもなる木で、花は見たことはありませんが
花の咲く季節は5月ころのようです。
というか咲いていてもよく見ないと気にならないかもしれません。
サンショウには小さなトゲがあり、
ほのかな芳香のある木でや山に自生しています。
うなぎのスパイスとして必ずと言ってよいほどふりかける
サンショウは、非常に独特な香りと風味を持っています。
日本では調理に使用するハーブとして
家庭菜園のひとつとして植えられ、人気があるようです。
サンショウは、香ばしい薬草として
縄文時代から使われていたとも言われています。
サンショウはミカン科のようですが、実をよく見るとミカンに見えてきました。
サンショウの剪定時期
サンショウの剪定時期は、3月初旬が適期です。
サンショウは放置すると大きく育つ木で、
トゲがたくさん出るので放任すると大変なことになります。
一般家庭で育てるのであれば、2m以内に抑えておきたいところです。
新しい葉は柔らかくトゲも痛くないのですが、
古くなるとトゲも硬く鋭くなるため枝が張らないように
できれば幅を 1m以内に育てたいところです。
サンショウの剪定方法
サンショウの剪定方法、まずだいたいの大きさや輪郭を決めます。
トゲがあるので、私なら刈り込みバサミで外観を決めてから細かい作業をします。
細かい作業をする時に決めた大きさ以外の枝は、
枝の分かれているところで切り取ります。
そのあとに絡み枝や混みあっている枝をつけ根から切り取り
木の内部の風通しを良くするようにします。
混みすぎている枝の場合は、全体の枝の3分の1くらいを切り捨てる感じでよいと思います。
作業はトゲが付きまといますので、皮手袋をしていると痛さを感じにくいかもしれません。
また4月から6月ころの生育期に芽先や新葉を摘み取り食用にしますが
摘み取ることで再び柔らかい葉がつき、同時に剪定にもなります。