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ナラ木の剪定方法と剪定時期

ナラの木は、ブナ科の落葉高木で、樹高が大きい物で30mにもなる木です。
庭に植える場合の樹形は、5本前後の株立ちと1本物に仕上げることが多いです。

実は、ナラという名前の樹木は存在しないようで、コナラ、ミズナラ、ナラカシワなどを総称してナラの木と呼んでいるようです。

コナラ

コナラはよく雑木林で見られる木で、高さが20mにもなります。
用途は建築材や薪炭、シイタケの原木などにも使われます。
ミズナラと比較すると葉も樹高も小さいので、小さいナラ(小楢)と呼ばれます。

【コナラ】
1.28-2

1.28-4

ミズナラ

ミズナラはオオナラとも呼ばれ、水分が多く燃えにくいことから「ミズナラ」なのです。
樹高は30mにもなり、コナラと比較してもだいぶ大きくなります。

コナラとミズナラの違いは樹高がありますが、ミズナラの葉のほうが10~20cmと大きく、葉っぱの周囲の鋸歯が粗く、小枝と葉をつなぐ部分の葉柄が短いです。

【ミズナラ】

1.28-3

ナラの剪定時期

ナラは非常に大きくなりやすい木なので、狭い庭に植えるのは不向きです。

剪定は自然に任せて育てるのが理想なので、特に剪定は行なわないのがベストです。

ただ、庭に植えた場合にはどうしても剪定したくなるでしょうから、その場合は、生長が早い木なので樹形が大きくなりすぎたら、もしくは大きくならないようにするために、葉っぱが落ちた11月ころから3月の休眠期に剪定を行なうと良いです。

株立ちのナラの剪定方法

ナラの木を庭に植える場合には「株立ち物」と「1本立ち」の樹形に、自然風に仕立てて育てます。

「株立ち物」と「1本立ち」それぞれ、剪定方法にも違いがあります。

初めに株立ち物の剪定方法について解説します。

株立ち物は、薪炭用に伐採した株から同ぶきして幹となった古木が多く、山の自然の姿を表現しています。

そのことからも、基本的には途中での枝の切り詰めは行なわないで、幹を代替わりさせる方法で剪定していきます。

その場合、ナラは萌芽力が旺盛なので、数本ある幹の中で「最も生長の良い幹を根元から間引きます。」

そして、そのあとから新芽を出させ若木にしていき、順々に幹を代替わりさせていくことで、一定の大きさを保つことができます。

1本立ちのナラの剪定方法

次に、1本立ちのナラの剪定方法について解説します。

1本立ち物は、庭に植えて根が活着すると特に生長が早く、枝がよく伸びるようになります。

放置してしまうと樹高がどんどん高くなって手に負えなくなり、最終的に伐採することになってしまうので注意が必要です。

剪定の方法は、他の雑木類一般の手入れと同じ方法です。

樹高を低くする場合、伸びすぎた枝、混みすぎた枝を切る場合も、枝の途中でドッツリと切り詰めないで、必ず枝の分かれ目から切って間引き、枝全体を透かすようにします。

このような方法で毎年1回切り戻すことで、枝先まで詳細に育った自然樹形を保つことができます。

自然樹形を損なわないような仕立て方をするのがポイントです。

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