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カンツバキの剪定時期と剪定方法

カンツバキは、常緑低木で、樹高が2mくらいとそれほど大きくならない木なので、庭が狭いお宅にはぴったりです。

花が咲く季節は、11~3月ころなので、花を見ることが少ない冬の寒い季節に、花を見たい方にはちょうどよいです。

1.10-2

カンツバキは、サザンカとツバキの交配種で、「厳寒の時期に咲くツバキ(椿)」が由来となっているようです。

代表品種として立寒椿(タチカンツバキ)と獅子頭(シシガシラ)があります。

タチカンツバキの葉は、サザンカに似て濃緑色です。花は濃紅色の八重咲きで11~2月にかけて咲きます。

シシガシラは日本に自生するサザンカとツバキとの交雑によって生まれたと言われ樹高が高くなりやすいようです。

カンツバキとサザンカの違い

カンツバキは、サザンカ(山茶花)とツバキ(椿)を交配して作られた品種なので、
カンツバキとサザンカは、よく見ないと判別することは難しいです。

見た目で判断するとすれば、

サザンカは、花びらの数が5~10枚と少なく、しわになるものが多く、
カンツバキの場合は、花びらが14枚以上で、しわになりにくいです。

サザンカ↓
1.10-4
カンツバキ↓
1.10-3

カンツバキの剪定時期はいつがよいか

花芽は前年生枝タイプなので、開花後に伸びた枝に翌年の花芽の準備が始まります。

花が終わると花のすぐ下の芽、3つくらいが伸びて新梢となります。

そして、伸びが止まる6月ころまでに枝が充実して、よい花芽をつけてくれます。

この充実した枝の頂部や葉腋に6~7月ころから花芽が形成されます。

そして、夏から秋にかけて蕾が大きくなり、11月ころから開花するというサイクルになります。

剪定時期のポイントですが、花の終わった直後から4月中ころまでにはすませることです。

花芽をつける準備は6月ころにはじまりますので、
それ以後に剪定をすると花芽を少なくしてしまいます。

それを考えると、剪定時期は、花が終わったすぐの、3~4月に剪定するのがベストです。

剪定の時期が遅れるほど、新梢の生長も遅れて充実しきれなくなり、花芽が少なくなります。

カンツバキの剪定方法

カンツバキの樹形は横に張る性質があって、あまり大きくなることはありません。

庭が狭いお宅で植えたり、木を大きくしたくない庭には都合がよい木です。

剪定は、まずは枯れ枝をすべて取り除き、次に樹形を崩している徒長枝を切ります。

次に、混みあった枝を枝元から間引いていき、均等に枝数を分散させていくように整理していきます。

最後に樹冠(外形)にそうように枝先部分を調整して切ります。

枝の分かれ目で切るようにするとよく、途中で切り詰める場合は、葉を2、3枚残して切るようにします。

枝先部分を透かすようにし、葉っぱに隠れた内部の枝が少し見えるくらいに透けるのがちょうどよいです。

10月ころになると夏の間に生長した枝(徒長枝)が伸びるので、補助的な剪定が必要となるかもしれません。

その場合、すでに膨らんでいるかもしれない蕾に注意して、伸びた分だけをピンポイントに取り除くようにします。

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