ブルーベリーはツツジ科の北米原産の落葉低木で、
家庭で育てやすい小果樹として人気があり、特に目に良い食べ物と評判です。
ここではブルーベリーの剪定方法と剪定時期、実の成らせ方を解説します。
ブルーベリーの特徴
春にドウダンツツジに似た愛らしい釣鐘上の白い小花を
たくさん咲かせ、初夏は新緑、秋には美しい紅葉も見られます。
7~8月ころに紫色の小さな丸い実が群がるように結実します。
生食やジャム、ジュースやアイスクリームなどにも利用され
特に目に良い食べ物と評判です。
害虫はほとんどないようです。
ブルーベリーの剪定時期
ブルーベリーの花芽は春から伸びた新梢の先の方に夏ごろ分化し、
翌年の4~5月ころに白い花を咲かせます。
ブルーベリーの剪定は冬が適期ですが、
冬には花芽がはっきりわかりますので
確認しながら枝抜きをするとよいです。
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上3つが花芽、下4つが葉芽
ブルーベリーの剪定方法
ブルーベリーは地際から何本も幹が出て株立ち状になりますが、
幹が太くならないと実を結ばない性質があります。
栄養分を取られないように不要なヤゴをかきとって幹を育てますが、
勢いのよいものを残して古くなった幹を地際から切りとり株を更新していきます。
徒長枝には実をつけないので枝元から切ります。
株元からひこばえが出てくるので、枝ぶりの良い物を残して、
細く樹勢が悪いものは地際から切り取ります。
幹から横に枝が伸びますが、強く出た徒長枝も幹の際から切っておくといです。
ブルーベリーの実のならせ方
花も実も楽しめるブルーベリーはツツジ科なので酸性の土壌を好みます。
排水の良い場所が適していて、植える時は土を盛った高植えにして
酸性のピートモスを土に混ぜると生長がよくなります。
しかし高植えすることで土が乾きすぎることがあるので、
完熟たい肥や腐葉土、ピートモスなどを根元に集めに敷くとよいです。
くれぐれも石灰やワラ灰などのアルカリ性の肥料を混ぜないようにしてください。
ブルーベリーは自家受粉性があまりなく花が咲くのは難しいです。
花が咲くのに実がならない時は、別の品種を近くに植えると
受粉をおこしややすくなり、たくさん実をつけるようになります。
酸性の土壌を好むとされ、施肥は2月と8月ころに行うようです。
夏は水切れしないように乾いたら朝か夕方にたっぷり水を与えます。