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アセビの剪定方法と剪定時期

アセビはツツジ科の常緑低木で樹高が 2mくらいになり、小枝を密生して3~4月ころに小花をたくさん咲かせ、自然の樹形で整えられる手入れの楽な花木です。

ここでは、アセビの剪定方法と剪定時期について解説します。

4.5b

アセビの特徴

アセビは、花、葉、樹形ともに観賞できる木ですが濃い緑色の葉が印象的ですし、
春に枝先につぼ状の小花をたくさん咲かせるのが特徴で特に好まれています。

生長が遅いアセビは狭い庭でも用いられることが多く、
木漏れ日程度の半日陰でも丈夫に育つ非常に扱いやすい木です。

アセビ(馬酔木)という名前の由来は、漢字を見るとわかるのですが、
馬が葉を食べると神経が麻痺して酔ったような状態になるところからきているようです。

かつては葉を煮出しして殺虫剤として使われていたようです。

園芸品種にはベニバナアセビというピンク色の花が咲くアセビもあります。
4.5a

アセビの剪定時期

アセビは前年生枝タイプで、花は前年に伸びた生枝の先端に3~4月から咲き、
つぼ状の小花を垂らすように多数群生し半日陰でも丈夫に育ちます。

6月ころ開花し、その後に伸びた新梢の先端に翌春咲く花芽をつけますが、
とくにアセビは開花後すぐに翌年の花芽の準備が始まりますから
開花が終わった直後の 6月ころが剪定の適期です。

そのため、毎年花芽を楽しむためには
先端を切ると翌春の花芽を捨てることになりますので
7月以降に新梢の先端を強く切り詰めないようにします。

アセビは前年生枝に開花する花木ですから、
花芽をつけさせるには夏までに剪定を終わらせたいところです。

アセビの剪定方法

アセビはあまり手をかけなくても樹形が乱れにくいのが特徴
なのですが、放置すると枝が隙間なく固まった状態になります。

幹の途中から胴ぶき枝が出やすいですがそれでも剪定しやすい木で、
それを生かして毎年新しく伸びてきた枝に更新することもできます。

古い枝は花つきも悪くなるので数年サイクルで幹のつけ根から切り、
主幹の更新などの大きな剪定を行う場合は花後のほうが適します。

アセビの剪定で中心となる作業は花柄取りを兼ねた軽い切り詰めを行ないます。

花柄を残したままでは実がつきすぎるので樹勢が衰え、
枝先が枯れ込みやすく翌年の花つきが悪くなります。

花柄とその下の葉 3枚くらいを切除しますが、
この時残す枝葉を傷めないように残す葉のつけ根から
1cmくらい上部で切ります。

花柄取りの後に地際から出る徒長枝や樹形を乱す枝を間引いたり、
さらに樹形内部の枯れ枝も切って透かすようにしておくとよいです。

アセビは萌芽力が強い木なので、強剪定や刈り込みにも対応でき、
不定芽を出しやすいのでどこで切っても比較的安全です。

ある程度整った刈り込み物は春と秋に軽く刈りそろえるとよいです。

花が咲かない原因

・つぼみが出ないのは日照不足が考えられます。
・つぼみが出たけど枯れる場合は、高温や多湿、通風不良が考えられます。
・そもそも新梢がでないので花も咲かない場合は、
 結実した枝は芽吹きしにくいので、花後に早めに花房を除くとよいです

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