ウメモドキはモチノキ科の落葉低木で、樹高は3mくらいになり
花の咲く季節は 6月ころに白い小花を咲かせる木です。
ここではウメモドキの剪定方法と剪定時期について解説します。
ウメモドキの特徴
ウメモドキは 6月ころから白い小花が開花します。
9月頃から赤く熟す実は、葉っぱが落ちても
真っ赤な実がいつまでもついているのが特徴です。
しかしいつの間にかその赤い実もなくなっており、
下に落ちているのかと思いきや観察していると、
どうやら小鳥が全部取っていくようです。
ウメモドキは、春に新梢が伸び、すぐに小花が咲き葉っぱが増え
紅葉はあまりきれいではありませんが、そこそこ楽しめ、
葉が落ちても小枝を中心とした樹形を楽しむことができることから
ウメモドキは春夏秋冬、一年中見ていて飽きない木のひとつと個人的には思っています。
ウメモドキの名前の由来は、葉っぱがウメの葉に似ていることや
花も梅に似ているところからきているようです。
ウメモドキの剪定時期
ウメモドキは当年性枝タイプなので、
花芽は春に新しく伸びた枝の葉のつけ根に
4月頃につき、5月中旬ころから開花します。
開花する時期にまだ枝が伸びるようであるなら実がつきにくいので、
伸び続けている枝先は摘んで伸びを止めてやり結実しやすくするとよいです。
ウメモドキは軽い剪定を夏と冬に行うとよく
強い剪定はできるだけしないようにします。
11月~3月ころの冬の場合は花芽がまだない時期なので
どこで切っても安心して切ることができます。
この時期の剪定は夏の間に伸びすぎた枝を切り詰め、
根際から出た枝を間引く作業をします。
花後から7月下旬の夏の場合は、
強く切り詰める剪定をすると切った以上に伸びてしまうので
伸びた徒長枝を軽く間引く程度にとどめたほうがよいです。
ウメモドキ剪定方法
剪定するほど実つきが悪くなりますので原則として強い剪定は行なわないようにします。
芽を出す力が強いことが特徴なので、どこで切っても萌芽しますが、
強い剪定をするほど不要な徒長枝をだしやすく実つきも悪くなります。
そのため必要以上に伸びた枝を間引く程度の剪定が基本になります。
管理が楽で、かつ楽しめる木が一番良く、
我が家のウメモドキ(3mほど)の剪定時間は15分程度で終わってしまいます。
ウメモドキは強い剪定をしない限り枝葉は大きく伸びることがなく
管理しやすいので、個人的に気に入っている木のひとつです。