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シャラ(ナツツバキ)の木の剪定方法と剪定時期

シャラの木はツバキ科の落葉高木で樹高は6mになる別名ナツツバキともいいます。

ここでは、シャラの木の剪定方法と剪定時期について解説します。

3.22e

シャラの特徴

シャラは赤褐色でペラペラはがれるような樹皮と、
はがれたそのあとに現われる美しい樹肌に独特な趣を感じさせてくれます。

シャラの花芽はその年の伸びた枝につける当年性枝タイプで
花は 6月下旬ころに咲きます。

落葉しても繊細な小枝や冬芽がしっとりとした風情をかもし出すことから
自然樹形に仕立て方て楽しみます。

シャラとヒメシャラの違い

シャラとヒメシャラの違いですが、気になったことはありませんか?

気になる方のために、シャラとヒメシャラの違いについて少し解説しますね。

シャラとヒメシャラは、花や葉、樹形も違うく、ヒメシャラの方が全体的に小ぶりという感じです。

花についての違いは、シャラのほうが大きいです。

シャラの花弁はしわが多く縁がギザギザした感じになっていますが、
ヒメシャラの花弁はしわが少なくシャラに比べて縁がなめらかな感じです。

3.22-1a 3.22-2a

花期はシャラよりヒメシャラのほうがやや遅いようです。

葉につての違いは、あまり見分けがつかないようですが、
ヒメシャラの方が若干シャラより小さくて薄緑でちょっと照った感じがします。

幹についての違いは、シャラのほうはヒメシャラよりも薄めの色をしていて、皮が厚めにペラペラ剥がれる感じで、ヒメシャラは赤っぽい樹皮をしていて皮が薄く小さく剥がれる感じですね。

3.22-1b 3.22-2d

シャラの剪定時期

剪定は11~3月までの落葉時に行います。

その理由はシャラの花芽は、その年に伸びた充実している枝に
開花することから落葉期の剪定が好ましいのです。

必ず枝分かれしている部分か芽の上部分で切り取るようにします。

シャラの剪定方法

シャラを庭植えをするなら人工的な強い剪定はできるだけ避けて、
切り詰めない自然の姿に仕立てるとよいでしょう。

自然樹形にするためには、突起した不自然な枝を残さず枝のつけ根からきれいに間引くことを心がけます。

放任のままでも枝はバランスよく伸び、広さに余裕があればむしろ剪定の必要はない木です。
しかし混みあってくるとどうしてもうっとうしくなるのでその場合は剪定をします。

11~3月までの落葉期に強く伸びた徒長枝や混みあった枝、重なった枝を元部から間引くように切り抜き自然樹形を整えます。特に頂上に近い枝は伸びやすいので、上部の徒長気味の枝は全て取り除きます。こうすると下枝にも十分に日が当たるようになります。

必ず弱く短い枝を残し、太く強い枝は枝の根元から切り取ります。

ヒメシャラの剪定方法

ヒメシャラの花や葉はシャラよりも小さめですが、樹皮が薄くはがれ、
秋の紅葉はシャラよりも美しい特徴があります。

樹冠が広く横に伸び広がるヒメシャラは、狭い庭には不向きな木です。

ヒメシャラの剪定方法はシャラと同じでよいですが、そもそもシャラはほうき状に育ちますが、ヒメシャラは樹冠が広く横に伸びるので、自然樹形が違うことから枝先を切り詰めないようにして樹冠の広がりを残すようにします。

また、ヒメシャラは根際に日が当たることを嫌うので
根元に寄せ植えやわらを敷いた方がよさそうです。

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