カクレミノはウコギ科の常緑高木で、日陰や大気汚染、潮風に強いとされる木です。
名前の由来は、雨具の蓑(ミノ)に似ていることからついたとされます。
ここではカクレミノの剪定方法と剪定時期について解説します。
カクレミノの特徴
カクレミノはアオキやヤツデと同じように日陰に植栽可能な木で温暖な地域に適しています。
日陰に適しているので北側の小スペースなどに植えられることが多いようです。
カクレミノ葉に光沢があり興味深く、初夏には黄緑色の花を咲かせ
秋には暗紫色の果実がつくので観賞するのにも適しています。
カクレミノの剪定時期
カクレミノの剪定時期は6月中旬~7月ころが適期で、4月ころや9月~12月ころにも行えます。
若木のうちは放任すると葉がよく繁り、うっとうしいくらい
葉が増えますので、適度に枝を透かせておくとよいです。
横に広がる気ではないので自然樹形を生かし放任気味に育てて楽しみます。
カクレミノの剪定方法
カクレミノは上に伸びる木なので列植してもスペースをとることがありませんが、
どんどん上に伸びることからも高さを制限しなければいけません。
しかし樹形は乱れにくい木なので扱のには楽な部類の樹木です。
仕立て方は、単幹で仕立てる方法と球形仕立てがあり高さを詰めない場合は混みすぎた枝を間引き、高い枝と低い枝が並ぶ場合は低い枝を残して高い方の枝を間引きます。
カクレミノはどこで切っても萌芽力が旺盛なので、
強い切り詰めや間引きを行ってもほとんど心配いらないです。
特に 2~3節残して繁りすぎた葉を切り詰めればすぐに萌芽がみられるほど
切り詰めることで萌芽させて、枝を分岐させていくことが剪定のポイントです。
大きくなりすぎたり極端に高さを詰める場合は芯を止め、
下葉がなくなったら切り戻して再び萌芽させるようにします。