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枝垂れるイトヒバの剪定方法と時期

イトヒバは葉が細長く糸状に下に垂れるのが特徴の木で
和風の庭によく合い、一年中緑を楽しむのにはぴったりな庭木です。

イトヒバの葉は特殊な葉っぱなので剪定が難しく思われています。

5.2-1

ここでは難しいと思われているイトヒバの
剪定方法と剪定時期についてお伝えします。

イトヒバの剪定時期

イトヒバは強い剪定にも耐えることができますし、透かしてやることで
株ものや草や花を下に植えた時の日差しや風通しの邪魔になりません。

しかし枝葉をよく伸ばし放任したままででいると、
枝葉が乱れ重なり合うことで枯れる原因になります。

それよりもその姿を見ているだけで見苦しいのでうっとうしくなります。

イトヒバの剪定時期ですが、イトヒバは7月頃には
新芽が伸びきるので、その頃に毎年剪定を行うと良いです。

余裕があれば、9月頃に伸びた葉を揃える程度の手入れを行うと良いです。

9月頃に行う秋の剪定は補助的にするので、あまり寒くなってから行うと
古葉や枝が枯れてしまいます。

なので、9月頃を限度とした軽めの剪定にとどめたほうが良いです。

イトヒバの剪定方法

イトヒバの剪定方法ですが、幹や枝が見える場合は葉っぱを切るだけで良いですが、
全く内部の様子さえわからない時は次のような順序ですると良いです。

1.残す枝を決めて切る

イトヒバは葉が生い茂るとどこに枝があるのかさえわからなくなります。

枝が見えないほど生い茂っている場合は
まずはどこに枝があるのかを確認したほうが良いでしょう。

2a

枝の位置を確認したら、全体的な枝のバランスを決めます。

仕上がりの目標は上部の枝数を少なくし、下部に行くにつれ枝数を多くするように
正面から見た場合に三角錐に仕上げると枝葉全体に日も当たりやすくなりますし
見栄えもよくなります。

あまり枝が多いようでしたら、初めに枝数を減らすと
葉っぱを切るときに剪定しやすくなります。

その場合も、均等な間隔で枝が残るように仕上がりを考えつつ
下方の枝を多く残すことに注意しましょう。

切り捨てる枝は、

 混み合った枝
 逆さ枝
 先端の強い枝
 ふところ枝に多い枝ぶき

など、できるだけふところ枝をいかして太枝を切り捨て
残した枝が均等な間隔にそろうようにします。

大体の残す枝を決めれば、これで枝を切る作業を終わります。

2.伸びきった葉っぱを切る

枝を切り終え大体の大まかな枝の間隔が決まったら、次にする作業は
内部状況がわからないくらいに伸びきった葉っぱを切ります。

垂れすぎた葉を図のように赤線の位置で切ってやり
それでも葉が多い時はすかすように葉数を減らします。

この刃の長いタイプのハサミを使うと楽に切れます。

5.2-3a

剪定作業は枝の頂上から順番に下方へとすすめて行くと、
一番下の葉の剪定が終わった時に、切った葉っぱが残らないので
特別掃除をする手間もなくきれいに仕上がります。

7頃月には徒長枝も多く出ますし、
小枝や葉っぱもたくさん密生してきます。

樹形内部の蒸れを防ぐように空き、かつ樹冠全体に枝葉が行き渡るように、
頂上部の枝の葉は薄く、下方へいくにつれ葉を厚く残すように
仕上がりが下図のような感じになると良いですね。(同じ木で同じ位置での撮影です)
3a

イトヒバの剪定動画

イトヒバの剪定を解説している動画です。剪定の参考にされて下さい。

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