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枝垂れモミジの剪定時期と方法

松専門で剪定をしていますが、松以外の木の剪定することもあります。

その中で枝垂れモミジはどこを切ったらよいのか
剪定の仕方がわからないようでけっこう頼まれます。

モミジって夏に剪定しちゃうと大変なことになるんです。

5.1-1a

夏場に枝垂れではない普通のモミジを剪定すると切ったところから、
そんなに伸びるんなら剪定しなきゃよかったと思うくらい
枝葉がどんどん伸びてきたことはありませんか?

特にモミジは樹勢が強い木の代表のような感じですね。

枝垂れモミジは落葉樹なので樹勢が強い木ですが
懐が広いせいか、普通のモミジよりは剪定したあとに
葉っぱはたくさん出ないような気がします。

枝垂れモミジの一番良いおすすめの剪定時期

枝垂れモミジの剪定は夏にしたいところでしょうが、
夏の剪定は切った以上に伸びようとしますし
樹勢も弱る可能性があるのでおすすめはしません。

ほとんどの方はどうしてもお盆前にサッパリしたい
と思っているようですが、その時期はあまりお勧めできないです。

それでは枝垂れモミジの剪定はいつやったら良いのでしょう

それは、冬です。

枝垂れモミジの一番のおすすめの時期は、
葉っぱが落ちた初冬から2月になる前がベストな時期です。

2月前までという理由は、2月に入ると枝垂れモミジは
眠っているようでもすでに動きだしています。

小枝のところをちょっと切ってみるとわかりますよ。

枝垂れモミジが動き始めている証拠に、
水分がダラダラたれてくることからわかります。

水がたれ始めていたらもう動き出している証拠なので、
もしもその時に枝を切ってしまうと切ったところのあちこちから
水が滴りますので、そうなった状態では剪定はしない方が良いです。

寒い時に剪定するのは誰でも嫌でしょうし、
その前に枝垂れモミジの剪定は終わらせておきたいものです。

だから忘れないように、葉っぱが落ちたら剪定すると覚えておくと良いでしょう。

枝垂れモミジの剪定時期が冬の理由

枝垂れモミジの一番のおすすめの時期は、葉っぱが落ちてから2月になる前の冬がベストな時期だと言いました。

その理由ですが、
 切った以上に葉っぱが伸びる可能性がある
 暑い夏に剪定すると木の樹勢が弱る
 蜂や毒虫が頻繁に活動する時期で危険だから
 枝垂れモミジの内部の混み具合がわかりやすい
 休眠期なので不要な太い枝も切ることができる

このようなことから夏場の枝垂れモミジの剪定は全くおすすめせずに冬にします。

我が家の枝垂れモミジは真冬にしか手をかけないので
夏はわりと葉も枝も伸びないですよ。

どうしても冬に枝垂れモミジの剪定をするのではなく夏にしたいという場合は、
紅葉を気にしないのであれば 9月過ぎ頃が良いかと思います。

紅葉が見たいのであれば我慢して冬の剪定にするか、
早めの7月前頃に、樹形を乱す伸びた徒長枝だけを切るとよいです。

枝垂れモミジの剪定方法

枝垂れモミジの剪定方法ですが、

枝垂れモミジに限らず、枝垂れ系の樹種の特長は、
下に下に枝が落ちていきます。

基本的に枝垂れる木の剪定は下図を参考に、
切る元枝の下に伸びる枝(オレンジ色の線)を切ってやります。

元枝から下に伸びる枝を残して(紫色の線)切ってしまうと幹に向かっていく枝ばかりが残り、
窮屈で密集した枝の木になるので気をつけてください。

4.28-1

不要な枝を外すだけで木の形が整い、幹に近い懐の枝にまで太陽光を当てることができます。

なので、形を崩す立ち枝、見切り枝、下り枝などの不要枝があれば
腐れる部分の枝を見越して数センチ残して、枝のつけ根あたりから切りとります。

特に木の内側を向いて伸びた枝は、思い切ってきれいさっぱり取り除くと良いです。

枝垂れモミジの枝は自然と下に下に落ちていくように伸びていくようになっているので
枝垂れモミジの木の剪定のコツは、
幹近くの懐に大きな空間を作るように、外側に上に伸びる枝を残すように切ると良いです。

枝葉が生い茂り密集するということは日当たりや風通しが悪くなりますし、
害虫の格好の溜まり場となりますので、込み入った枝葉を
残さないような剪定をしてやると良いです。

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