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コブシの花芽を残す剪定時期と剪定方法

コブシの花が咲かないと思われている方の多くは剪定時期を間違っています。
コブシは剪定時期を間違うと来年咲く花芽も切ってしまう少しだけ難しい木なのです。

でも剪定時期さえ間違わなければ来年もたくさんの花を咲かせてくれるはずです。

それではコブシの剪定はいつ行えばよいのでしょう。

コブシの花芽はいつできる?

コブシの花を見ると春を感じさせてくれます。
4.4-15

コブシは3~4月ころ花が咲きますが、花芽はいつ作られるのでしょうか?

コブシは今年花が咲いたあと伸びた枝が充実するとその先端に 7月ころ花芽となり、そして冬を越して翌春開花します。開花したあとの枝は萌芽して再び小枝をつくり、木が古くなると枝からたくさんの小枝が別れ木一面に花が咲くようになります。

放任したままでも小枝は増し花数も増えます。ただし大きく育ちすぎると枝先に届かないくらい大きくなりますし、庭が狭く感じられるようになりますので庭の広さに応じた剪定を行わなければなりません。

コブシを剪定するのポイントは、花の咲く小枝を多く残すことです。充実しない細い枝には花芽はつかないので、間引く剪定、切り詰める剪定も花芽を確認したうえ行うとよいです。

コブシの花芽を確認して剪定する時期はいつがいい?

コブシは 7月頃には花芽がはっきりわかるのでそれ以降に剪定するようにしてください。とは言いましても、8月から10月ころは活発に生育している時期なのでその時期に強い剪定をしてしまうと場合によっては枯れてしまいます。

まだ花芽がわからない夏に剪定しようとお考えの方が多いと思いますが、来年咲く花芽も切ってしまうのでおすすめはできません。

それではコブシはいつ剪定したらよいのかというと、花芽と葉芽の区別もしっかりできる葉っぱが落ちた休眠期の 11月から3月までの冬期に行うことが一般的な剪定の時期です。ただし、コブシ類は早春から活動を始めるため、地域によって剪定は11月下旬から1月上旬ころまでにするのが適期です。

翌春に咲く花芽も確認できるし、間引く枝や切り詰める枝も確認でき、何よりも葉っぱが落ちているので作業のしやすさからも、コブシの剪定は11月下旬から1月上旬ころまでにするのがベストな時期かと思います。

春近くに剪定しないように、コブシの剪定は葉っぱが落ちた頃にすると覚えておくと良いでしょう。

枝先についている膨らみが大きいほうが花芽で、小さいほうが葉芽です。
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コブシの剪定方法

コブシの剪定方法は、重なり合っていたり密になっている枝の間引き剪定をしますが、特に葉っぱが落ちた時期の剪定は枝の様子がわかりやすいです。

しかしどうしても落葉したあとではなく大きな葉っぱがまだ落ちていない時期の剪定は、枝の内部状況がわかりづらいと思います。

このように大きな葉がたくさんついてるとわけが分からないかもしれません。
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4.4-17

大きな葉っぱが多い時期のコブシの剪定は意外と知らないで花芽のついている枝を切ってしまいますし、葉っぱがまだ付いているときは内部を覗いて適切に剪定しなければいけないので面倒かもしれません。

葉っぱを上げて内部を確認した時に、蜂の巣がついていてハチが襲ってくるという思いもよらない危険が待ち構えている時があるので気をつけないといけません。

面倒で危険な作業だと感じた時は無理して剪定をしないで、落葉した冬に枝の混雑状況を見ながら剪定すると良いです。

コブシの剪定をするなら、できれば冬期の剪定がおすすめです。

限りなくベストな剪定位置だと思いますが剪定するときの参考にしてみてください。

剪定する箇所を赤線で示しています。
   ↓   ↓   ↓
4.4-2a

4.4-10a

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