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花を咲かせるボケの剪定時期と剪定方法

剪定をしないで放っておいたお宅のボケの花はきれいに咲いてくれるので、
花を見たいのであれば放っておくのが一番良いようです。

しかし、樹勢が強い木なので放っておくと
枝葉が伸びやすく、見栄えが悪くなります。

しかも、

トゲがある木なので意外と危険です。

このようなことから、適度な剪定をして
毎年、花を見れるようにしておいたほうが良さそうです。

毎年、ボケを剪定していると、いつしか花の数が少なくなっているはずです。

ボケの剪定は意外と難しいのです。

では、毎年花を見れるようにするには、どのようにしたら良いのでしょう。

ここでは、来年も花を咲かせられるような
ボケの剪定時期と剪定方法について解説します。

ボケ 剪定

ボケの特徴

ボケは、意外と鋭いトゲがあることを知らない方が多く、
それに気づかずに枝を触ってしまうと痛い思いをすることがあります。

ボケはもともと、中国原産の落葉低木で、
日本原産のクサボケは樹高が70cmほどで株立ちしやすいのが特徴です。

この2つのボケを掛け合わせて作ったのが
現在日本で多く見られるボケのようです。

ボケは品種改良で生まれたものが多く、
紅色や白色、黄色など種類が豊富にあります。

ボケは盆栽などにもよく使用されています。

ボケ 剪定

ボケの花芽はいつできる?

花芽が出来てからその枝派をバッサリと
切るような剪定を行なってしまうと
花芽をすっかりなくしてしまうことになります。

そのため、次の年の春にボケの花を咲かせるには、
花芽がいつ形成されるのか方を知っておく必要があります。

ボケの花芽は、花が咲く前のその前の年に伸びた枝につけて、
春に花を咲かせる前々年生枝タイプです。

たとえば、来年の春に花が咲く場合、
今年伸びた枝に花芽ができるのではなく
去年伸びた枝に花芽ができるという事になります。

少しややっこしいようですが、

通常は、今年伸びた枝に花芽がついて
来年の春に花が咲く前年生枝タイプが多いのですが、

ボケの場合は、そのれよりも1年前の枝に花芽がつくという事です。

ボケ 剪定

なので、今年伸びた分を切っても、
その前の年の枝に花芽が出来ていれば
花は見れるという事になります。

ただ、いつもこのような伸びた分を切る剪定を行なっていると
いつの日にか、花芽が少なくなっている可能性はあります。

ボケの開花時期は3月頃~5月上旬頃です。

花芽のつき方は、去年伸びた枝に、次の年の8月~9月頃に
その枝の元部の枝葉が少し伸びたその部分に花芽が形成されます。

写真の赤線の位置から先が今年伸びた枝だとすると、
赤丸の位置に次の年の8月~9月頃に花芽がつきます。

ボケ 剪定

そして花芽がついたその次の年の春にその位置に花が咲きます。

ボケ 剪定

ボケの剪定時期はいつがよいか

ボケは、11月以降になると花芽を確認できます。

ボケ 剪定

ボケは萌芽力が旺盛な木なので、枝葉が伸びて
うっとうしくなった頃に剪定をされる方が多いようです。

花芽は前の年に伸びた枝につき、今年伸びた枝にはつかないので
バッサリと短く切っても来年の花芽には影響が少ないかもしれません。

しかし、問題はその次の年の開花に関してです。

夏になるとグングン枝葉が伸びると思います。

でも、今年伸びた分をすっかり切ってしまうと、
来年に花芽ができるはずの枝がないという事になるわけです。

なので、今年伸びた枝に来年花芽をつけるためには、

今年枝が伸びたとしても
バッサリと短く切るような剪定はしないで、

今年伸びた枝を半分残すとか、
適度に短くすることをおすすめします。

それが夏に行なえる剪定方法です。

ボケ 剪定

ボケは落葉樹ですので、本来は葉が落ちた冬に行なうのがベストです。

そのほうが、花芽も確認できるし、
樹勢にも影響が出ることがありません。

切った後で再びボウボウと伸びることもありません。

11~2月の剪定時期に行うと良い点は、
葉がないために内部の込み入ったところまで
確認しながら混みあった枝を切り取れます。

ボケの花を咲かせて楽しむための剪定時期は、
花芽がわかりやすく、花芽も落とさずにすむ
葉が落ちてからの11月すぎが最も良い時期ということです。

ボケの剪定方法

新しく伸びた今年の枝には花芽がつかずに、次の年に花芽が形成される
ということをもういちど理解しておいてください。

ボケの剪定方法ですが、花が咲き終わってから伸びている枝を、
適度に短く剪定することをおすすめします。

要は枝にどのくらい咲かせたいかで、
残す枝の長さを決めて切るという事になります。

ボケ 剪定

ボケ 剪定

それ以外に行なう剪定作業では、

樹形を整えるように先端部分は切り詰め
不要な枝は枝元から切り取る作業をします。

枯れ枝や弱い枝、不要枝を整理するとともに、
乱れた枝は枝が分かれた部分で切り取ります。

若くて元気のある伸びやすい徒長している枝や、
上に向かってからみ合っている枝を抜き取くとよいです。

一番気をつけなくてはいけないのは鋭いトゲの存在です。

トゲに気づかないで枝が密集している内部に手を入れると
痛い思いをすることになりますので気をつけて下さい。

ボケの木が古く大きくなった場合の剪定

ボケの木が古く大きくなった場合の剪定は、

まず古い枝を根元から30cmくらい残して
青線の位置あたりで一度短くするように整理します。

ボケ 剪定

この時逆さ枝や、ふところ部分にある枯れ枝や弱い枝、
混みすぎている部分も全て切り取り整理します。

次に高さを決め、その位置に合わせて
伸びた枝を切り詰めて樹形を整えます。

花後に伸びた新梢が樹形を乱している場合は、
新梢の先端を二節くらい止める程度とします。

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