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ナラの大木が虫に食われ倒木!その正体はなに?




長野県でナラの木が倒され女性が下敷きになって死亡したというニュースが飛び込んできました。

倒れたナラの木の高さは20mで幹の直径が約1メートルもあり、樹齢100年ほどのようですが、そんな大きな木でも倒れるほどですから、すさまじいものを感じます。

そのくらいの太さになるとチェーンソーで切っても一苦労しますが、なぜそんな大きなナラの木が倒れたのでしょう?

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ナラの木が倒れたのは「ナラ食い虫」が原因か?

倒木で考えられるのは、枯れたかもしくは幹が何かにかじられて腐って倒れたかどちらかだと予想されます。

いずれとんでもない破壊力であることは間違いないようです。

この木が倒れた原因は、以前から問題となっている「ナラ食い虫」であることがわかりました。

ナラなどの木が枯れると、山を一瞬見ても赤くなっている部分がはっきりとわかり、枯れる時期は夏なので余計に目立ちます。

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この地域では5年ほど前からナラ食い虫が大発生しているようで、ナラの木が枯れ倒れる危険性があることから、この場所は3年ほど前から立ち入り禁止にしていたようですが、とうとう事故は起こってしまいました。

そもそも立ち入り禁止のはずでしたが、立ち入らなければならない理由は何だったのでしょう。

長野県内ではナラが枯れる現象が相次いでいるといいますので、枯れているナラ等を見たら突然木が倒れるなどの危険を予知しておかないといけないよです。

ナラ食い虫の正体はいったいなに?

マツクイムシの正体がマツノザイセンチュウであるように、ナラ食い虫という名前ではなく正式名称があるはずです。

ナラ食い虫の正体は「カシノナガキクイムシ」と呼ばれる5mmほどの昆虫のようです。
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しかしナラ食い虫がナラの木をかじって直接倒すというわけではなく、ナラ枯れは、カシノナガキクイムシが「ラファエレア・クエルキボーラ菌」という病原菌を伝播することによって起こる樹木の伝染病です。

マツクイムシの正体がマツノザイセンチュウであるのと似ていますが、マツクイムシの場合はセンチュウが原因で松が枯れますが、ナラ食い虫の場合は病原菌が原因で、ナラ類、カシ、シイなどの広葉樹に被害を与えることがわかっています。

病原体を運ぶことカシノナガキクイムシはどんな虫か?

カシノナガキクイムシは、コウチュウ目・ナガキクイムシ科の昆虫です。

成虫の体長は5mm程度の円筒状で、木の内部に穴を開けて住んでいます。

樹木が害を受けた場合、目で見える状況は木の周りに、キリで穴を開けたようになりそこから排出された木くずが、穴の下あたりに散乱するのでわかります。

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カシノナガキクイムシは、孔壁に繁殖させた「ラファエレア・クエルキボーラ菌」をエサにしていることから「養菌性キクイムシ」とも呼ばれています。

穴を開けられた樹木は急速に衰弱し、夏場に被害が目立ち葉が真っ赤に枯れます。

カシノナガキクイムシがナラの木を枯らすのには、ある一定のサイクルがあるようです。

6月~8月、健全なナラ類の木に飛来し木に穴を開けて住み着きます。

8月~9月、穴を開けた際にナラ菌を伝搬し「ラファエレア・クエルキボーラ菌」の繁殖により、樹幹の水分通道機能が悪化し木は急激に枯れてしまいます。

10月~6月、枯れた木の中で繁殖そして越冬し、翌年成虫になり近くの健全なナラの木に飛び移り再び穴を開けるというサイクルを繰り返します。

ナラ枯れの被害を防ぐひとつの手段として、枯れた木ごと処分するなら、その時期は孵化して飛び立つ前の、11月頃から5月頃までが良いよされますが、被害規模により可能かどうかが決まります。


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