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キョウチクトウの剪定方法と剪定時期

キョウチクトウの花は 7~9月頃まで咲き、ムクゲのように
夏に花が絶えることがないほど咲き乱れます。

ここではキョウチクトウの剪定方法と剪定時期について解説します。

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キョウチクトウの特徴

キョウチクトウ科のキョウチクトウは、インド原産の常緑低木で
樹勢が非常に強い木で、樹高は4mくらいになります。

キョウチクトウ(夾竹桃)の名前の由来は
「花は桃のごとく葉は竹のごとく」ということからつけられたようです。

公害や塩害にも強い木として知られていますが、暖地性の木なので
北風が当たるような場所は嫌い葉は中毒があることから扱いには注意が必要のようです。

キョウチクトウは八重咲きと一重咲きがあり、その種類にはよく見られる大輪八重咲きの紅花やヤエキョウチクトウのほか、白花一重咲きのシロバナキョウチクトウなどがあります。
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寒さに弱いので寒冷地や苗木は防寒対策が必要

キョウチクトウは大気公害や病害虫、乾燥にも強いのですが、暖地性を好む樹種なので、冬の寒さや空っ風に弱く、苗木の場合は枯れたり酷い場合には枯死してしまうこともあります。

寒冷地や苗木の場合の防寒対策としては、寒さに向かうころに
株全体を30cmくらいに切り詰める方法があります。

切り詰めた上には土を盛りさらにコモやビニールなどで
木全体を覆うようにするとよいようです。

キョウチクトウの剪定時期

キョウチクトウは当年性タイプなので、花芽は花が咲く1ヶ月くらい前から
前年枝から伸びた新梢の先端につき、花は7月ころから咲きます。

早く花の咲いた枝ではさらに枝を伸ばして2番目の花を咲かせることが多く、
高温さえ続いて枝が生長できれば花はいつでも咲く性質があります。

花を見るためのキョウチクトウの剪定は、4月ころに行っておけばそのあとに充実した新梢を伸ばすことができます。または剪定は6月ころ混みすぎた枝や伸びすぎた枝を元から切り、その剪定したあとに伸びてくる新梢に花芽をつけて開花します。

花芽は剪定した後に出る元気の良い新梢につくので、花が終わりに
近づいた9月に、ただちに間引いたり軽目の剪定するのがよいです。

キョウチクトウの剪定方法

キョウチクトウの仕立て方は、単幹仕立てか株立ち仕立てで自然形の扇形の樹形に整えるように作ります。また常緑で葉がよく繁るので列植して生垣に仕立てることも可能です。

限られたスペースにはあまり向きませんが樹高を抑えた単幹仕立てにし、
枝葉をきちんと整理すれば小さい場所で育てることも可能です。

株立ち仕立ての場合は、古くなった枝、弱い枝、徒長枝など樹形を乱すすべての枝を株元から切り取り、幹の本数を保ちながら枝を更新していきます。単幹仕立ての場合はひこばえ処理を怠らないようにします。

樹勢が非常に強く放任すればあっという間に大株に育ち手が付けられなくなりますが、
強い剪定をしてしまうと樹勢が弱くなり花つきに影響します。

キョウチクトウは生長が早く萌芽力も旺盛ですから、育ちすぎ過密になった場合には間引き剪定がよく、枝の途中での切り詰めは多くの小枝をだし樹形を乱し花つきも悪くなるので避けます。

高さを制限して低くする場合は、伸びすぎた古い枝を根元から切り取って低い枝に更新し、
さらに低くする場合は、残した枝を根元近くの低い位置で、小枝2、3本残して切り戻します。

過密の場合の間引きをする場合は、4年以上経った老化枝を根元から切り取り、次に根際からでるヒコバエを全部除去します。それでもまだ混みあっている場合は、枝の分岐点で太く長い枝を切り捨てるようにします。

秋から冬にかけての剪定は寒さで新梢の先が傷むこともありますので行いません。

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