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庭木の剪定時期は本当はいつがいいか

よく庭木の剪定時期はいつが良いのかと聞かれることがあります。

樹種によって剪定時期は違うといわれるようですが、夏も冬も関係なく一年中作業されれている庭師さんもいます。

ここでは庭木の剪定時期はいつが良いのか解説します。

剪定の時期がわかれば解決

庭師さんの一番の稼ぎ時はお盆前で、この時期に頼んでも断られることが多いはずです。

やはりお盆はお客さんの出入りが多いことや住宅周りのうっとうしく伸びた枝葉をきれいにしておきたいと思うことからその時期に剪定したいと思うのでしょうね。

北国では正月前は剪定作業はほとんどなく、代わりに最近ではめっきり減りましたが雪吊りや冬囲いという作業があります。

庭木にはそれぞれ剪定に適した時期というものがあるといわれます。

それはそれで合っていますが、北国か南国かその地域によっても違いが生じると思います。

ここでは北国(岩手)を基準に解説することにします。

この剪定サイトを見に来られている方はご自身でやられる方がほとんどだと思います。

庭師は体に剪定作業が身についているので、極端なことを言えば目をつむっていても勝手に手が動くほどで、文字に置き換えて説明することはとても難しく伝わっているかどうかわかりません。

実物を目の前にすればこの木はいつ、どこをどのように切れば良いとはっきり示すことはできますが、そのギャプがいつももどかしく感じます。

剪定の適期さえ分かれば時期的な問題は解決すると思いますので、大きく分けられる常緑樹と落葉樹の剪定時期についてこれから説明していきます。

常緑樹の剪定時期

常緑樹の剪定時期ですが、これは冬は行わずに暖かい時期に剪定することをおすすめします。

常緑樹の場合、太い枝を切る強い剪定をするなら夏よりは冬にした方が良いですし、枝葉を深く刈らない剪定なら暖かい時期におすすめします。

冬の剪定は、常緑樹(コノテガシワ)を枯らしたことがあり、身を持って体験しているので良くわかります。

いつも5月の中ごろにヒバ生垣の剪定をするお宅に伺っていますが、その頃は暖かさが徐々に増してくるので剪定時期としては良いと思います。

しかし9月ごろにはまた伸びているので、できれば本当は 9月ころに刈っておけばよいと思います。

この時期にこのお宅に入れないのはマツを剪定するお宅が重なってしまうことから入れないでいるだけです。

ヒバだけでなくその他の常緑樹も9月ころに刈ればそのあとはほとんど枝葉の伸びが止まるので、次の年の初夏ころまではほぼ刈った時のままの状態を保てるはずです。

常緑樹の場合、強い剪定をするのは時期に関係なく樹勢を弱めるのであまりよろしくないです。

そうなる前に毎年少しずつ手をかけていかなければいけないのですが、ほとんどの方は大きくなってから気がつき慌てるようです。

あまりおすすめしませんが、太い枝を切る強い剪定なら夏ではなく冬にすることが良いかと思います。

時期的に避けてもらいたいのは5月頃で、その時期に太い枝を切るとだいぶ気が弱ることがわかっています。

5月の連休明けから大きく太くなりすぎたヒイラギとギャラボク、松をお客様の都合で切るように言われたので太い枝で切ったらみごとに3本とも半分枯れてしまった経験があります。

5月のこの時期に太い枝を切るのはこれから伸びようとしているのに太いところを切られたものだから、そこを修復しようとしてその部分に樹勢が集まってしまうのでしょう。

その結果、他のところに養分がいかなくなり枯れるわけです。

花を楽しみたいキンモクセイやツバキなどの常緑樹もあり、そのような樹種は一般的には花が終わればすぐに剪定したほうが良いとされています。

木は来年の花に向けて準備を始めますので、花を楽しみたい場合はそれが一番ぶなんな剪定時期かと思い、ここではあまり細かいことをいうとかえって混乱してしまうのでは言いません。

落葉樹の剪定時期

落葉樹の剪定時期は、葉が落ちた冬から葉がでる間際よりちょっと前が適期です。

ただしモミジの場合は特別で、北国を基準にしても遅くても2月には活動を始めるので、太い枝を切る場合は 1月中には済ませておきたいです。

活動を始めているか確認する方法は、少し細い枝を切ってみて切り口から水が出てくるようであればもう活動を始めています。

南の方ではもっと早めに剪定を終えておかないといけません。

暖かい時期に落葉樹の剪定時期をする場合は、太い枝を切る強い剪定をしないで伸びた分だけ揃える程度に切ってやります。

枝葉が伸びたからといって、それ以上の余計な剪定はしないことです。

たぶん南の方では北国よりも伸び方も大きいと思いますが、一気に深く剪定すると樹勢を弱めるので、ご自身でやられるなら年に2~3回剪定する気持ちでいた方が良いです。

冬の時期に剪定する理由は、葉がないことから細枝が重なっていたり枝ぶりを確認でき、花をつける木であれば花芽の状態を確認できることがひとつと、木が眠っている状態でいるので樹勢を気にすることなく切ることができるからです。

とはいっても太い枝を切ったら殺菌剤を切り口に塗っておかないと、そこから菌が入り枯れる可能性はありますので気を付けてください。

落葉樹の剪定は夏ではない!どうしても冬にやらないといけない理由

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