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しだれ梅の剪定と剪定時期!花を咲かせる究極のポイント

枝垂れる木は、普通の木とは違って一度上に伸びたとしても
木の性質上下に向かって落ちてくる特徴的な木です。

しだれ梅もこの特徴的な木の種類と同じで、
上から下に向かって枝が垂れてきます。

しかもたくさんの花が咲くので、とても人気がある木です。

しかし、しだれ梅は剪定をすると花が咲かずに
整理をすると花が咲くようになる木です。

どうしてそのようなことがおこるのでしょう?

ここでは、間違ったしだれ梅の剪定をしないように、しだれ梅の
剪定のポイントを解説しながら剪定時期と剪定方法をお伝えします。

しだれ梅の剪定の時期

しだれ梅の剪定の時期は、花後に剪定を行ないます・・・
と園芸書には書いてあるかもしれませんが、

私の経験上、しだれ梅の剪定の時期は落葉後の冬期剪定で、
普通の梅と同様10月頃~芽吹く(花芽がわかる)までの間の休眠期が良いと思います。

冬期剪定はしだれ梅が葉を落として休眠状態になるので、
枝の混み具合がよくわかります。

葉が付いている時に剪定をすると、
樹勢を落とし枯れる元となるのでおすすめは冬期剪定です。

一般の人達はどうしても、葉っぱが生い茂り、
うっとうしくなった夏場に剪定をするもんだと思っています。

でもそれって、来年の花芽の数も減らしますし、
切った後そこからさらに枝が伸びようとします。

結果的に切ったそこから芽を出そうと集中して栄養がいってしまい、
花芽の数も減らす結果になってしまうので良いことなしです。

でも冬期剪定まで待てない!という場合は・・・

次に説明する「しだれ梅の花芽のポイント」を抑えると
いつ切れば良いかが分かってきます。

しだれ梅の花を咲かせる剪定のポイント

しだれ梅の古い枝には花はつきにくいんです。

どういうことかというと、
今年花が咲いた枝に来年もまた花が咲くのかというと咲かないんです。

どういうサイクルで花が咲くのかといいますと、
今年花がついた枝に花が終わる頃に新芽が出始め、
その新芽が花後に一斉に伸びます。

この伸びた新枝にその年の夏に花芽が付いて、
それが翌年の2月、3月頃から蕾が膨らんで花が咲くんです。

「しだれ梅は花後に切る」・・・と、
ほとんどの園芸には書いてありますよね。

でもこれは盆栽や鉢植えの場合で、
庭に生えているしだれ梅の木は花後に切ってはいけないんです。

花後に切ってはいけない理由

花後に切ってはいけない理由は、
花芽が確定する時期に関係しているんです。

しだれ梅は、花芽は翌年春に蕾となって花が咲き、
葉芽はその後新芽となります。

この花芽が確定するのは7月から8月ころなんです。

だからこのことからもわかるように、
しだれ梅の剪定は花芽が確定した後にしないと
来年の花芽の数を減らす結果となります。

花芽が確定する前に切ってしまうと折角花芽になりかかっていたのも
全部葉芽に変わってしまうんです。

庭に植えてあるしだれ梅は木の勢いが強いので、切られたことで

「これは大変だ!」
「もっと新しい枝を伸ばさなければいけない」

と思い込み、花芽が葉芽に変わってしまうわけなんです。

【結論】
剪定は花芽が確定した後、余裕を見て、
10月ころからつぼみが膨らみ始めるまでの間に行うといいです。

もしも10月ころしだれ梅の剪定をしようと思っていても、
まだ葉が茂っていてなかなか樹形も見定めにくいと思います。

急いでしだれ梅の剪定をしなくても良いのであれば、
葉が落ちてから剪定すると枝の混み具合が分かるので、
葉が落ちた冬期に剪定するといいですよ

しだれ梅の夏の剪定

以上の理由から、しだれ梅の木は冬期にするのがおすすめですが、
最悪の場合、夏に剪定してもかまいません。

全体を見て形だけを整えるように、
突発的に伸びたような枝を幹や太い枝から間引くように剪定しています。

これだけでもかなり空間ができるし形も整うと思いますよ。

ここでの剪定は、風通しを良くして日陰にならないようにするのが目的です。

しだれ梅の剪定道具とケガをしないポイント

しだれ梅の剪定道具はのこぎりと剪定ばさみが必要です。

枝は結構硬いので、細くても剪定バサミで切れない場合もあります。

切った枝を地面に置きっぱなしでいると時に注意が必要ですが、
太めの枝から出ている先の尖った短い枝があるので、

それを知らないで踏むと底の薄い靴などは
貫通してしまい足に刺さることがあります。

私は何度も痛い思いをしました。

あとですね、よく脚立を使って作業する方がいますが、
足が4本なのでバランスが悪くよく落ちるんですね。

俺は大丈夫と思わずに、4脚ではなく絶対に3脚を使ってください。


人生を終わらせたくなければ、3脚がない場合は作業をしないか、業者に頼むこと。

しだれ梅の剪定方法

「桜切るバカしだれ梅切らぬバカ」という言葉があるように、
しだれ梅は剪定をしないと、木が茂り過ぎて実がならなかったり実が付き過ぎたりします。

また、生い茂るということは当然日当たりや風通しが悪くなり、
害虫の格好の溜まり場となるのです。

しだれ梅の剪定方法は、
10月以降に全体的なシダレ具合を見て間引いたり、
不要な枝を切ったりするとよいですし、
その場合は外芽で適宜に切れば理想の樹形になるはずです。

不要枝を外すだけで随分木の形が整うので、形を崩す立ち枝、
見切り枝、下り枝、重なっている枝などの不要枝は付け根から切ります。

特に木の内側を向いて伸びた枝は、思い切ってきれいさっぱり取り除くとよいです。

シダレウメの木の剪定のコツは懐を大きく作ると枝垂れる状態がきれいになります。

しだれ梅の剪定方法のポイント

剪定する位置を一部分だけ示しました。

しだれ梅は下に下にと枝が伸びていくので、枝の上側の芽を伸ばして、
上から落ちていくような枝ぶりを作ってやります。

1.下に向かって伸びている枝を全て切る
2.丸で示すように下に真っ直ぐに伸びる黄色の枝を切って、切り口近くの上に向かって一度伸びて下に落ちる枝を活かすように切る

この丸のポイントで切ることで、樹形内部に空間ができるし、
今は上に向かっていく残った枝も次第に下にたれるように伸びていきますので、
見栄えも大分変わってきます。

しだれ梅の花を来年も咲かせる剪定作業

しだれ梅を剪定しないとどうなる?

しだれ梅を剪定をしないで放任していると枝数がどんどん増え、
その枝からその後もどんどん伸びて増えるので、
樹冠の中には光が入りませんので花がつきにくくなります。

アブラムシなどの害虫も多く発生します。

そこで冬場には必ず剪定をすると樹冠の中に
光がよく入るので花がたくさんつくようになります。

>>しだれ梅は楽天で販売されています

枝垂れ梅の剪定を解説した動画

枝垂れ梅の剪定をくわしく解説した動画をご紹介しますので参考にされて下さい。

花後に行なう夏の剪定の解説になります。↓

花芽分化後の9月頃の剪定になります。↓

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