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冬の剪定は夏より重要

庭師の仕事で繁忙期は6月から10月ころで、葉っぱがよく生い茂る時期が一番忙しいですし、それはそれで私たちは助かるんですが、お得意様からすると葉っぱが生い茂ることで見栄えが悪くなったり気持ちがよくなかったりするんでしょうね。

葉っぱが落ちてうっそうとした姿のなくなった冬の時期に行う庭木の剪定って皆無なんです。あったとしても伐採やマツクイムシ被害木の伐採くらいですね。皆無ということはほとんどの方がそう思っているんでしょうね。

ここでは、効率的にできる冬にする剪定についてお伝えしていきます。

冬に剪定する意味

冬の時期に行う庭木の剪定って本当はめちゃくちゃ大事なんです。

我が家の庭は冬に剪定するので、夏にほとんど剪定することはないんです。夏にやる剪定は本当に伸びた枝くらいですね。冬には混んだ枝をすくように抜いているし、枝ぶりもよく見えるので毒虫もいないし効率よく剪定がしやすいんです。

冬に剪定する木の種類

冬に剪定しておいたほうが良い木の種類は、冬になると葉を落とす「落葉樹」です。

「落葉樹」の種類で人気のある庭木は、サクラ、モミジ、ハナミズキ、イチョウ、ムクゲ、ライラック、アジサイ、・・・などがあります。

「落葉樹」は夏になると樹勢が強くなるので葉っぱが生い茂るので伸びた分を切りたくなりますよね。でもこの時期は切ったくらい元に戻るほどの勢いがあります。せっかく綺麗に仕上げたのにすぐにジャングルになるということもあります。これでは、「切った」「伸びた」のいたちごっこをしているようなものです。

そレを防ぐためにも「落葉樹」は冬に剪定しておきたいわけです。

思い切った剪定は冬がいい

「落葉樹」は11月から次の年の年の3月ころまで葉を落とし休眠状態になるので、強く切る剪定をしても樹木に深くダメージを与えないで剪定を行えます。

切ったところから枯れやすい「落葉樹」、特にサクラをこの時期に剪定しておくと腐れがない状態にしておくことができます。「桜切る馬鹿・・・」と言われますが、時期を間違わないで剪定すれば大丈夫です。ほかの「落葉樹」も同じなので、寒いですが冬の剪定を心がけてほしいと思います。

1年中落葉しない「常緑樹」の場合ですが、真冬ではなく、3月から6月や秋ころの9月から11月がよいようです。

冬のうちに剪定しておきましょう

庭師は、梅雨前だろうが後の時期だろうが仕事なので剪定をしますが、その時期に合わせた剪定をしているので枯らしたことはありません。

初夏の樹木は樹勢が旺盛な状態なので枝葉が伸びるのが早く、樹形が見苦しい状態になりこの状態がたまらなく嫌なのでしょうね。思い切った剪定をしてしまうかたがほとんどです。

この時期の「落葉樹」は今年1年間の栄養分を貯めながら旺盛に成長をしている状態なので、樹木の状態や適期を考えないで常に強い剪定ばかりしていると、樹木の生命力を弱めてしまい最悪の場合樹木を枯らしてしまう可能性もあります。だからもしもやれるのであるなら冬のうちに剪定しておくといいですよ。

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