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シマトネリコの剪定時期と剪定方法

シマトネリコは観葉植物として取り扱われるようになりましたが、
元は地植えしてある樹木で、5~10mの高木にもなるようです。

暖かい地方では庭木や公園樹にも使われ、
地植えで大きく育ったものは水やりの心配はなく
管理いらずで自然の雨任せです。

一般的な地植えの地域ですが、
寒冷地では地植えは厳しく、関東以南であれば十分可能と言われています。

静岡あたりだと大型商業施設の周りに植栽されていたり、
一般家庭でも庭木として扱われているのを良く見かけるようです。

岩手県では地植えのシマトネリコは見たことがありませんし
もちろん剪定もしたことがありません。

シマトネリコの剪定時期

シマトネリコの剪定の適期は、地域によって
多少の誤差はありますが11~12月と、2~3月といわれます。

シマトネリコの剪定は、不用な枝を整理する透かす剪定や
伸び過ぎた枝を切る程度で良いと思います。

剪定は、見た目にバランスの悪い枝を特に選び切ります。

そして徒長枝、下がった枝などの不要な枝、
伸ばしたくない方向の枝や、短くしたい枝
なども調整すると良いでしょう。

シマトネリコは萌芽力が旺盛な木です。

なので、強い剪定にも耐え、刈り込みなどにも耐えますが、
太い枝などをいきなり切ると、樹形も乱れ樹も弱ります。

定期的な剪定することで、新たな枝の発生を促することで
全体的な樹形のバランスを維持できます。

シマトネリコの剪定方法

シマトネリコを剪定する枝は、見た目にバランスの悪い枝、
不要な枝などを中心に透かしたり整理すれば良いです。

たとえば、幹の途中から出ている胴吹き枝や幹の根元から出ている枝など、
樹冠の内側に伸びている枝、徒長枝、下がった枝、1箇所から車輪状に出ている枝などの整理です。

これらは見苦しいですし、密集すると病害虫の絶好の住処となります。

全体を見てバランスよく透かすように混んだ場所を切ります。

中程度の太さの枝を切るときは、枯れを防ぐために
枝の分かれ目より10cm程度離れたところで切ります。

細い枝の部分は、枝の生え際で切り取ります。

シマトネリコの管理

シマトネリコは原産地が台湾や中国で、モクセイ科トネリコ属の半落葉広葉高木です。

シマトネリコの特徴は、シマトネリコは樹形が優しげで美しく
成長が速く温度変化に敏感な木です。

シマトネリコの樹高は、大きいもので5~15mにもなります。

シマトネリコの花期は、5月ころに小さくて白い花が咲き、
離れてみるとまるで煙のような感じです。

その時期になるとツゲの花に集まるようにミツバチの大群がブンブンと集まります。

シマトネリコの結実は、8~9月頃で白いサヤが付きます。

日当たりの良い場所を好みますが、半日陰でもいいようです。

土壌は、水はけの良い土壌に植えるとよく、
湿った土壌では根腐れを起こしてしまいます。

肥料は、2月ころに固形肥料を置き肥し、暖かくなり新芽が出始めた頃に施肥してみましょう。

水やりですが、乾燥が若干苦手で加湿にも弱いので
土の表面が完全に乾いたらたっぷり上げる程度で良いです。

よほど雨の降らないで乾燥した時や真夏以外は自然に任せても大丈夫のようです。

このことからも、シマトネリコの地植えの水やりは、
自然なままで特に心配しなくても良いようです。

シマトネリコで注意しなければならない病虫害としてハダニやカイガラ虫がいます。

褐斑病、斑点病、黒星病などの病害虫の駆除にはダコニール、ダイセン、ベンレートなどを半月に1回程度撒くと効果があるようですよ。

シマトネリコは低温に弱い樹種なので寒すぎる冬の場合、低温で傷む時があります。

関東より北では、観葉植物ならOKですが、地植えでは育たないようです。

シマトネリコの管理のポイント

冬は寒いので、低温によって小枝や葉先は低温にやられて
傷んだりしますが、枯れた部分は元へは戻りません。

しかしシマトネリコの木自体は生きていますので、春になれば
また新芽が出るのでそれほど心配するくらいではないと思いますよ。

枯れた部分ですが、見栄えが悪ければ切ったほうがよいですが
放っておいてもしばらくすれば葉が落ちます。

土の湿りすぎによっても小枝や葉先が枯れるようになることもあります。

乾燥も苦手ですが、湿り過ぎも根が弱ったり、
根腐れをおこして葉先が枯れることがあります。

地植えの場合は、鉢植えほど神経質に水やりを
心配する必要はなく自然にまかせておいてもよいです。

冬期は生育が止まっているので水はいりません。

植えた場所がいつも湿っているような場所であれば
土壌が悪く根腐れを起こし枯れますので移動した方がよいです。

観賞用としてのシマトネリコの管理

最近では、シマトネリコは観葉植物としての鉢物が多く出回っていますが
暖かい地方では街路樹にも用いられているほどで地植えで育てる方が元気に大きく育ちます。

鑑賞用として室内においている場合、日光によく当たるように
窓際などの明るいところに置くと良いですし、日に何回か
鉢を度回すと株全体に日が当たります。

夏などの生育期には時々外に出し、灌水は鉢土の表面がが乾きかけたら十分やります。

生育期には置き肥や液肥を与えますが冬はいりません。

冷暖房の風が直接当たるようなところはすぐに乾燥するので避けます。

室内の乾燥や風通しのが悪さで、ハダニが葉の裏に発生しますので
たまには頭から霧吹きなどで灌水するといいです。

シマトネリコは常緑か落葉か?

シマトネリコはモクセイ科ですのでキンモクセイに近い品種だと思います。

シマトネリコは常緑樹と言われることが多いですが、
落葉することもあるので半落葉の部類ではないでしょうか。

おそらく、寒い地方では冬に落葉し、ある程度の温度以上なら
古い順から落葉していくのではと思います。

うちのキンモクセイも冬になると半分葉が落ちます。

まぁ、観葉賞物はだいたい常緑樹ですから
シマトネリコは落葉樹ではないでしょうね。

シマトネリコの剪定を動画解説

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